No Problem

2002年08月24日(土) 飯炊き女の憂鬱

 朝、鹿児島に出張の夫を高速バス停まで送りそれからまたしっかり寝る。
起きたらちょっとは体調いいかな〜。なんとか熱が出ずに風邪も治りそうだ。
よかった〜。
今日から1泊2日で少林寺の夏キャンプなんだもの。

 なんとなく本調子ではないが、体力気力でうおりゃー、と力技に持ち込み
集合場所へ向う。おなじみの立神峡、コテージかしら?なんだろう?と
思うあたしの目の前に現れたのは「里地屋敷」という、昭和初期の民家を
模して建てられた研修施設。(知らんかったよ、こんなのあるの。)
広い土間には、ふたつのかまど。昔ながらのあの、ゲタみたいな木のふたの
ついたお釜がドーンと・・・・。
え?これでごはん炊くの?^^;
しかも保護者は父親ばっかで女2人しかいないじゃん。
しかももう1人の人、乳飲み子抱えてきてるし。
なんとお風呂もここでは五右衛門風呂。
薪を割って、竹筒で吹いて湯を沸かすのだ。

参加者は保護者と子供合わせて20名ほど。
早速川遊びに出かけた数人(息子含む)と残されたあたし・・・・。
なんてたって、今回がはじめての参加なもんで、まったく勝手がわからない。
事前に「何か準備するものとかメニューとか決まってるんでしょうか」と
聞いた時も「いや〜、買出しに適当に行きますもんね」ってだけで。
他のお母さんの後について、適当に手伝ってるふりすりゃいいや、って思ってたのに。いきなりシキらないかんやんっ!
夕飯として近くのスーパーにシーフードバーベキューセットなるものを
30人前分くらい頼んでいるらしい。それを炭火で焼くのはいいとして、
やっぱり子供たちは白ご飯が欲しいだろう。
(お米は参加者1人3合持参となっている)
炊くのだ・・・・この釜で、この薪で。あたし1人しかやるヤツはいない。
頭の中に「おしん」の場面がフラッシュバックする。
ま、飯盒じゃいつも炊いてるし、基本は一緒やろ、と1升5合の米をとぎ
火にかける。
薪をくべ、火加減を調節しつつ、ふきこぼれる音と匂いに注意を払う。
しかし、この火吹き竹(ていうのか?)むちゃくちゃええね。
効率よく火をおこせる。どこかで竹を見つけたら、キャンプ用に作ってみよう。
そして・・・・おお!!炊けたぞ!!ふっくらご飯に回りのおこげ・・・・♪
いや〜、このUFOみたいな釜でも炊けるんですね。
また飯炊き道を極めてしまった。

少林寺拳法の合宿ゆえ、当然今日はノンアルコールと思っていたあたしの
前にビール、焼酎がどんどん運ばれる。
あら?皆さん、飲まれるんですか?^^;
しかも、いつものメンツとのキャンプでは「アニキ〜」とか呼ばれて大股開きで
がぶがぶ飲んでるんだけど、なんといっても、ここの保護者の方たちとはまだ一緒にお酒を飲んだ事はない。
「何歳なんですか?」「どうぞどうぞ、ここ座ってください」
「いや〜、結構イケるクチですね、hajiさん。いいなぁ。」・・・などとまるで女性扱い♪
だが、ここで調子に乗ってボロを出してはいかん。・・・というか、ほとんど飲めませんでした。
だって、あたしには明日の朝6時に起きて20人分の朝ご飯を作るというミッションが下されてるんですものっ!!(涙)


 < 過去  INDEX  未来 >


mico [MAIL]

My追加