No Problem

2002年08月25日(日) 合宿2日目

 寝られんのですわ(涙)
だって、板の間に敷かれた敷物(ゴザに毛がはえたようなの)の上に寝袋だから。
まぁ、それはいつもキャンプで慣れてるからいいとして、夜中の12時くらいから3時くらいまで隣の畳敷きの部屋(子供達が寝てる)でずっと赤ちゃん泣いてるんだよね。
先生含む他の男性たちは、別棟の納屋で寝てるし、大人はあたしと、その赤ちゃんのお母さんだけ。
ここんちは小学5年生のお姉ちゃんをかしらに、この赤ちゃんまでの4人姉弟なのである。
で、長男、次男が時々「お母さん、○○夜泣きしてるよ」とお母さんに言いに来るのだがこのお母さん、死んだように眠ってて目を覚まさない(恐)

 さすが、4人姉弟の一番上だけあって、お姉ちゃんいつもの練習の時とかも、ちっちゃい赤ちゃん面倒見ながら練習に参加してるんだよね。(お父さんも習ってるから)
どうも、雷がなっているので、赤ちゃんは恐くて眠れないよう。
あたしだって、一応お母さんのはしくれ、抱っこして寝かしつけてあげてもいいよ、なんならこの出ない乳吸わせてあげてもいいよ、なんて事は思うんだけど(いらねえか)でも、まぁその家庭それぞれの事情があるじゃないですか。子育てやなんやかんやに他人が口を出すのもはばかられるし。
しかも、実は、ちょっと仕事関係入ってるんですよね、こちらのご家族とウチ。
(あちらがお客様、こっち業者)でわけで、ここに来てからあたしは結構へこへこ低姿勢なわけで。

 それでも、夜中の3時です。普通お母さんは赤ちゃんの泣き声で起きるでしょう。
あたしなんか、今でも息子の寝返りひとつで目が覚めるよ。(泥酔時以外)
それに、あまりにもお姉ちゃんがかわいそうで、やっぱり隣の部屋に行ってみた。
赤ちゃんは泣きすぎでもう汗やら涎やら涙やらでヘロヘロ。
抱っこしてるお姉ちゃんのTシャツはぐしょぐしょ。目はうつろ。
それでも、ずうっと身体を揺らしてあやしてあげている。
このお姉ちゃんの姿を見て、決心しました。
隣で幸せそうに寝ている奥さんを揺り起こし、赤ちゃんずっと泣いててお姉ちゃんもずっと寝てませんよ、と伝える。
やっと起きて彼女は隣の部屋に行き、赤ちゃんを抱いて、お父さんたちの寝ている納屋の方へ行きました。
でもね、この人いい人なんですよ。
話しやすいし、優しいし、お酒もいけるし。ある意味これだけ寝てられるってのは自分に近いモンを感じてしまって、あたしは好きなんですけどね。
20人分の朝飯作らなくてよければ、この時間まで一緒に飲んで話したい感じの人です。

 とにかくやっと静かになった・・・・と思ったら、なぜか今度はウチの息子が目を覚ましてしまいました。
うちの子は寝つき、寝起きの悪さは折り紙つきで、普段はそんなわがまま言わないんだけど、こと睡眠に関しては性質が悪い。
隣にやってきて「寝られん〜」とか言いながら起き上がったりうろうろしたりしている。
もちろん、こっちも眠れません(T_T)
「静かにしろ!」「うるさ〜いっ!!起きててもいいから黙って起きてなさい!」などと、叱りながらこっちも寝たいわ眠れないわで悶々と。
そうこうしているうちに、こんな騒ぎはまったく関係なくぐっすり寝ていた他の子供たちが、がらがらと戸を開けはじめた。
「おはようございます!」「起きてくださ〜い!朝ですよ!」
時間は6時。き、起床時間って7時のはずでわ・・・・(号泣)
どうせ、もう眠れないけど。

 静かな納屋でぐっすり寝て起きたお父さんたちと子供は、散歩に行くということで、なんとも爽やか。そして、あたし。寝不足ながら1人きりで飯を炊く。
冷蔵庫の中には、昨日のシーフードバーベキューがまだ3セット残っている。
あと、買ってあるのお味噌だけ。男って・・・・・(-_-;)
こんなんなら、あたしが買い物行けば良かった。
とにかく、火をおこしてシーフードの中の秋刀魚、ししゃもなどを焼く。
お味噌汁はダシがないので、同じくシーフードのパックからホタテ、エビ、イカを入れる。
よかった〜ダシがとれて。てかこれすっごい贅沢海鮮味噌汁じゃん。
 ご飯も昨日よりまた上手に炊けて、どうだっ!!炊きたてご飯に、炭火焼きの秋刀魚。超豪華味噌汁!!
はっきり言って、おいしいっす。誰にも文句は言わせません。
ま、文句言う人もなく、おいしいおいしいと皆さん食べてくれました。
お腹が一杯になったら、皆さん散歩や釣りへでかけました。
そしてあたしは、カラになった御釜を洗い、こびりついたオコゲをゴシゴシ落とし、すぐさまお昼ご飯用のご飯をまた1升5合炊くのであった。
(朝ご飯食べて解散じゃないんだ、これが・・・(T_T))

 もう残ってるのは、シーフードバーベキュー1セットだけ。
おっしゃ、あとはおにぎりだ。焼きおにぎりなんていいじゃん。
握りましたよ、おにぎり。カラになるまで。何個くらい握ったかなぁ。
40個くらいかなぁ。
それにしても、大きな釜で薪で炊いたご飯のただのおにぎりのおいしい事。
これだけでも、遊びつかれて帰ってきた子供たちにはご馳走だよね。
子供っておにぎり大好きだもんね。
最後に、皆できれいに片付けて1時頃解散。
あ・・・・・・、五右衛門風呂結局入れんかった・・・。
も〜、手やら顔やら炭でまっ黒。髪はほどよく燻煙された香り。

 家に帰ってシャワー浴びて爆睡したのはいうまでもありません。
でも、5時から息子はバイオリンの発表会で弾く合奏の練習。
どろどろに疲れながらも起きて連れて行く。
お情けで合奏に参加させてもらっている息子。
頼むぞ、デカイ音出すんじゃないぞ。他の上手な人の足だけは引っ張ってくれるなよ、と、他のお母さんとは微妙に違う望みを託して息子を見つめるあたしなのであった。


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