昨日から夫の実家へ泊り込みで仕事に来ている。 昨夜も遅くまで、今日も午前中はたまっていた仕事を片付ける。 今日は、義父母がいないため、息子が退屈そうにしているので、午後は 御立岬の「海釣りランド」へ連れていく。
昔、まだうちの会社がいい時代だった時は、会社でクルーザーを持っていた。 あたしも、結婚してすぐくらいに一度乗せてもらい、キス釣りに連れて行ってもらったことがある。 この辺は、釣りをするお客様が多いので、接待もゴルフよりは釣りの方が多かったようで。 それに、古参の社員3人が海釣りが好きだったようで、接待用と社員の福利厚生用を兼ねて持っていたんですね〜、クルーザー。なんてバブリー。 それから経費削減の時代に突入し、古株もやめ、父から社長を引き継いだ我が夫は釣りにはまったく興味なし。(ついでにゴルフにも) 必然的に金食い虫のクルーザーは手放される運命に。 それにしても、まだあたしがお嫁に来て2〜3年は「経費を使ってしまわなくてはいけない」時代だったのだ。九州はバブル崩壊の余波もちょっとだけ遅れて来てたし。 今日の釣りはあたしにとってはその時以来初めて。 ていうか、生まれてこのかた2回目。
義父に聞いていたとおり「さびき釣り一式」のセットを借りる。 バケツと、凍って一塊になったエサ(おきあみかな?)を受け取って桟橋へ。 このさびき釣りというのは、エサを入れた小さなカゴがついた竿を沈め、そのエサに釣られて来た魚が、10個ほどついている針のどれかに間違ってかかるのを釣り上げるという、結構簡単そうなもの。(この逆を一本釣りというのか?) 海の上から見ると、下にうじゃうじゃ魚がいるのが見える。 エサの塊をがりがりと削って少しずつカゴに入れているあたしを見かねてか、近くのおじさんがやり方を教えてくれる。なるほど、バケツに海水を入れ、その中に塊をぶち込み、溶けた所をすくってカゴに入れるらしい。 最初こそ、あまりつれなかったが、あたしが小鯵を釣ったのを皮切りに、カワハギなんかが釣れるようになってきた。息子は小さいながら鯛も釣った。あとは、時々フグがかかったり。 桟橋がゆらゆらゆれるし、暑いしで、気分が悪くなってきた。 それでも、2時間くらい遊んだかも。 クーラーボックスの中には20匹ほどのカワハギと小鯵。 息子も堪能したようだった。 初心者でもこれだけ釣れるなら、まぁおもしろいわな。
帰り道に、息子がmichyの家に寄って釣果を見せるのだと言い出したため、電話を入れて寄る事に。 なにぶん絶対数が少ないためちょっとしかお裾分けできないのが悪いが、初釣りの記念ということで。 夜は、あたしと息子で魚をさばき、ムニエルにして義父母と一緒に食べた。 おいしいおいしいと大感激の息子。 う〜ん、こうやって持ち帰ってからも楽しめるのが、これまた釣りのいいところだな。
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