2002年09月01日(日) |
この夏、一番楽しい、プール |
朝から夫を空港へ送る。 今日は息子をプールへ連れて行く約束なのに阿蘇方面は雨が降っている。 「今日お天気悪そうだから、明日学校が終わって午後から行こうか?」と 言うと、息子はしぶしぶ納得。
お昼を食べて、あたしは大地の子を読む。 息子には夏休みの絵日記を書かせる。 「大地の子」すごく良かった。 主人公が死にそうな妹を背負って強欲な姑の元から近くの駅まで運び出そうと した時、40年前に同じように妹を背負ってソ連兵から逃げた事を思い出したところ。 寒空に病人を背負っていっても余計命を縮めるだけと、泣く泣く鬼姑の家に 引き返すところ。涙が出た。 そしてラストシーン。予想はしていたが、その結末への持っていき方が 素晴らしかった。また泣いた。 本を読んで泣くなんて何十年ぶりじゃないだろうか?
午後からは午前中の天気が嘘のように晴れたのでやはりプールへ行く事にした。 空港の近くの超大きなスライダーのあるプール。 ここ、ずっと来てみたいと思ってたのよね〜。 夏休み最後の日ということで、9月といっても結構な込み具合。 おネエちゃんに5,000円札を出すと「両替はできません」と憮然とした答え。 「あ、入場料ですけど」と言うと、「今日は無料です」とな。 見渡すと、「お客様感謝デー!9月1日プール無料解放!!」とあちこちに張り紙が してある。おぉ、むちゃくちゃラッキー♪やっぱ昨日来なくてよかった。
息子を男子更衣室の方に入れ「じゃ、出たところで待ち合わせね」と別れる。 (こいつ最近女風呂とかイヤがる)出口はシャワーがあって一ヶ所なのに、いくら 待っても息子は現れない。 おかしいなぁ・・・と思うが、まさか男子更衣室に入っていくわけにもいかず、 その辺の小学生を捕まえて名前を呼んでくれるよう頼もうかと思っていると、 「お客様のお呼び出しを申し上げます・・・・・」って呼ばれてんのあたしじゃん^^;
受付に行ってみると、まだ洋服のままの息子が。 「コインロッカーに入れる100円がないから着替えられない」と・・・。 真面目なんだかなんなんだか。アンタ貴重品なんかなんも持ってないでしょ。 「いーのいーの、鍵なんかしめなくても」と言い聞かせて、もう一度更衣室に押し込む。 息子は不満そうであった。
まずは流れるプールで一泳ぎ。息子またしても興奮状態MAX。 次はスーパースライダーへ。 これ、結構上に上がるのだ。ビルでいうと7〜8階くらい? 実は高所恐怖症のあたし。もう、待ってる間恐くて恐くて手すりにつかまっていた。 高所恐怖症の人は誰でもそうなんだけど、上へ上へと上がっている間はいいんだよね。で、ふと下を見ると、下腹部のあたりが「ぐわ〜」ってなるのです。 しかも、ガキが喜んで跳ねるもんだから、揺れるんだよ、この螺旋階段・・・・。 なんとか、腰を曲げつつ最上階へ。だって、下で見ていたいけど、考えナシのバカ息子の事、目を離すと螺旋階段から落ちそうなんだもの。 (実際そんな事はないのだが、高所恐怖症の人間は常に最悪のシナリオが頭の中に渦巻いている) それに、あたしだってスライダーやりたいし〜。
若いバイトのにいちゃんに「はい〜どうぞ〜」と言われ息子の後にスタートしたのだが、これがスピード出るわ出るわ。身体は右に左に振り回されるわですっげー楽しい。 高いところまで登っただけあって、時間も長い。最後は、え?と思ったとたんにズバ〜ッと水の中へ投げ出されておしまい。 終わった後も、きゃーきゃー言ってるあたしに息子は恥ずかしそうだった。 「ママの声、下まで聞こえたよ(ーー;)」・・・・そ、そう?
結局スライダーは5回くらいしたかな。 その合い間に、ビール飲んだりホットドッグ食べたり。 いや〜、楽しかったなぁ。 来年はぜひスピード狂の夫を連れてきたいものである。
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