No Problem

2002年10月21日(月) 腹腔鏡検査 術後5日目 退院の日

 朝ご飯は半分ほど食べた。
今日のお昼ご飯まで会計に入ってるので、食べてからゆっくり退院してくださいね、と言われる。
10時過ぎ頃夫が来てくれたので、ATMにお金を下ろしに行ってもらう。
それからすることもないので、お昼ご飯まで久しぶりにゆっくりお話したり。
夫は、豪華な昼ご飯に驚いていた。あたしはほとんど食欲がないので、「全部食べていいよ」と言ったのだが、これ食べな、これ食べな、とこまめにあたしの口にも運んでくれた。

 料金は全部で162,020円。入院費が108,400円、食事費が3,120円、保険外が40,500円、差額の個室代が10,000円でした。参考までに。
ただし、保険の分は、高額療養費で45,000円くらいは社会保険から還付されると思うので、手出しは12万円くらいかな。
何も保険に入ってなかったのが残念。

 夫に全部荷物を持ってもらって、助手席に乗って家へ。
しかし、車がちょっとでも揺れるとお腹がガンガン痛い。
無計画な道路行政ゆえの末期的掘り返しつぎはぎ道路や、改めて「何でこんなにあるんやっ!!」と驚いたマンホールの数々に乗り上げるたびに痛さに顔がゆがむ。
市電のレールと石畳攻撃が一番激しかった。社会的弱者になってこういうのって初めて知るんだなぁ。

 家に帰ると、とりあえず来ていた郵便をまとめたり、床に落ちているタオルを拾ったり、くた〜っとなってる観葉植物に水をあげたり、なんやかやと動いてしまう。
やっぱり病院って、女にとっては安静にしていられる場所なのだなぁ。
奥の部屋に夫が布団を敷いてくれて、とりあえず横になるように言われる。
あたしを寝かしつける、とか言ってなぜか夫も一緒に寝てしまう。(笑)30分くらい寝たのかな。
しばらくして息子が帰ってきた。
「あ〜っ!!退院してきたのっ〜!!」と満面の笑み。
うん、あたしもうれしいよお。
「今日はママが退院するから、お気に入りのお猿(キュリオスジョージの事)の黄色いTシャツとジーパンはいて学校行ったんだよ!」とうれしそうに話してくれた。

 夕飯はどうしようかと思っていたら、ゆうぱっくで頼んでいたふぐの西京味噌漬がちょうど届いたので、これを焼いて食べようという事に。
冷蔵庫の中がからっぽなので、夫に何か野菜系の焼くもの買って来てと頼む。
いきなり、バーベキュー?^^; いやいやさすがに庭でやる元気はありません。
なんか、炭とか燃やしてまた頭の中の「シューシュー」ならないかなぁ・・・なんてちょっと心配にもなったが。
とりあえず、卓上用の小さな七輪に火をおこす。
ウチみたいな隙間だらけのボロ家だと、一酸化酸素中毒の心配だけはない。
 夫が、買って来たしいたけや長ネギなどを包丁で食べやすい大きさに切ってくれる。
もしかして、20年の付き合いのこの人が包丁持ってるとこ見るの、初めてかも。

 夫と息子はおいしいおいしいと食べているが、やっぱりあたしはほとんど食べられなかった。
そのうち、ソファで寝てしまったらしい。
目が覚めると、なぜか部屋が真っ暗になっていて、夫と息子はテレビに見入っていた。
あれは、プレステか何かやってたのだろうか?
超寝相の悪い、この男たちと一緒に寝るのは自殺行為なので、夫と息子は普段どおり寝室で、あたしは奥の部屋で1人で寝た。暑くも寒くもなくやっぱり家ということで、安心したのかぐっすり眠れた。ま、病院でもぐっすり寝てましたが(笑)

 さて、いつになったら前と同じ生活に戻れるのかな。
とりあえず、左側の下腹部が押すと痛い。固く張っているんだけど、これってみんなそうなのかしら。


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