No Problem

2002年10月20日(日) 腹腔鏡検査 術後4日目

 検温、採血、血圧、脈測定。貧血の薬注射。
今日からご飯がお粥じゃなくて普通のご飯になる。
でも、やっぱり7割くらいしか食べられない。
今日は日曜日だから外来が少ないせいか病院全体が静か。
気分もいいし、テレビを見ながらのんびりする。

「洗髪どうされますか?」とコールされる。
もちろんしてもらわなきゃ〜♪いそいそとシャンプー室へ。昨日とは違う人だ。
名前を呼ばれ返事をすると、ノートのような物に記入している。
はっ!!もしかして、シャンプーって有料?!
なんとなく、シャワーと同じく病院の付帯設備だと思ってたけど、考えたら美容師さんにシャンプーしてもらってブローしてもらって、サービスのわけないよなぁ・・・。
ばっかみたい、昨日したから今日は我慢すればよかった〜と貧乏根性が頭をもたげる。
いくらだろう・・・・、2,500円ってことはないよなぁ。それじゃ昨日と今日で5,000円?!
美容院価格じゃないだろうし、1,500円くらいかな〜などと不安になる。
 ま、もう頼んじゃったんだし、ここはひとつお金の事は忘れて気分よく洗ってもらおう。
洗っている途中で、昨日の美容師さんが来た。
お店に指名の客でも来たのだろうか、「○○さんがお見えですよ」と声をかける。今やってくれている人は「すみません、ちょっと変わります」とチェンジして、あたしは昨日の美容師さんに洗ってもらう事に。
やっぱり、この近所の美容院からの出張なんだな。
 それにしても人にシャンプーしてもらうのは気持ちいい。

 でも部屋にもどったらなんだかぞくぞく寒気がしてきた。
ちょっと調子がいいからって連日シャンプーなんかしたからかしら。
しばらくしてまたコール。
「シャワーどうされますか?」と聞かれたけれど、寒気がするし、なんだかちょっとまだシャワーは恐いような気がするので、一応断った。
午後は日曜日だからかおやつも出た。ストロベリーショートと紅茶。
久しぶりの紅茶がおいしかった〜。
まだコーヒーはちょっとヘビィだもんね。

 夕方、義父が息子を連れてきてくれる。
今日は朝から少林寺の大会に連れて行ってくれていたのだ。
いつものように、じゃれついてこない息子。
なんとなくしんどそうな母親にどう接していいのかわからないのだろうか。
(あとで聞いたら「見てられんかった・・・」と言っていた)
ひとしきりしゃべってから、2人は帰っていった。
今日は横浜から最終便で夫が帰ってくるので、それまで息子と温泉センターでも行って夕飯を食べてうちで待っていてくれる手はずになっている。

 看護婦さんが来て、貧血の注射と傷の消毒。「傷はもうきれいね。大丈夫。」と言われた。
明日の今ごろはもう家か〜。
なぜか今日のお通じも柔らかめ。術前の浣腸のせい?
まだまだ寝起きはお腹が痛いし、寝返りするのも一苦労、おまけに寝てばかりいるもんで腰が痛くなってきてるんだけど、昨日、今日でほんとに回復したなぁ。
いつも家ではあまりテレビ見ないんだけど、いや〜見た見た。
しかもBS入るんでおもしろかった。
全然野球には興味ないんだけど、新庄がでていたんでワールドシリーズも真剣に見たりして。
それにしても、民法って訴訟、リフォーム、節約関係の番組ばっかりやね。
でも、やっぱり元祖は「生活笑百科」か(笑)

 最後の夜はもうマンガも読み尽くしてしまったので、ひまつぶしに携帯メールのやりとりの履歴を見てみる。
自分が送った、メールが日一日と回復の度合いを表してるのがおかしい。
術前の日は「何もすることないよ〜ヒマで〜す♪」とかだし、もちろん手術当日は書いてない。
17日の夫に宛てたのなんかなんか、途中で切れてる。「頭の中でせみが   」
恐いよこれ。^^;

 まぁとにかく手術は無事終わって、麻酔からも無事覚めて、まだヨタヨタ歩いてるけれど何事も無く入院生活終わってよかった。
今回の件は本当に仲のいい人にしか教えてないんだけど、息子を預ってくれたりいろいろお世話になった。
改めて、周囲の人に感謝。
そして、自分の体が思うようにならないというつらさは経験しないとわからない。
いつも健康なので忘れがちだが、病んでいる人に対して思いやりの気持ちを持ち続けよう。



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