No Problem

2003年03月12日(水) インフルエンザでした

 昨日は息子は一日熱も出ず元気だったので、「さすが元気大王!」てことで、今日は学校にいくつもりだった。
朝起きると、顔はひんやりしているけれど、どうも手足が熱い。
念のため熱を測ると37度8分。
 顔を見ると大丈夫そうなんだけど、一応今日は休んで病院に行くことにした。

 朝ご飯ほとんど食べず。
もう大丈夫と思って普通のご飯炊いたので、何か喉ごしのよいものと思ってお豆腐や温泉卵を食べさせる。
 温たま1個食べただけで、ごろごろしていたと思ったらぐっすり寝てしまった。
 うちの子は男にしておくには惜しいほど色が白い。
寝顔の長いまつげや、口元についたままの卵の黄身なんかを見ると、まだまだ赤ちゃん♪

 午前中に病院に行きたかったのだが、あまりにぐっすり寝ているもんで起こせなかった。
やっと起こしてぎりぎり12時15分前に病院へ。
 ものすごく混んでて(ここはいつもなのだが)、1時間近く待ってやっと診察。
昨日は熱が下がったのに、また上がったこと。ゆうべから目が痛い、目が痛いと言うことなどを伝えると、「もう完璧にインフルエンザだね〜、B型。これは2日目は熱が下がるんですよ。それと眼痛を訴える。一応検査しますか。」と言って、細長い綿棒を鼻の穴から喉近くまで差し込んでぐりぐり。鼻汁捕獲。
 
 15分ほど待って、検査プレートを見せられてはっきり陽性でしょ、と言われる。
よくわからんかったけど。
学校は今週一杯はお休みすること。熱が36度台になってから48時間たったら完璧に治ったと思って下さいね、だそうだ。

 さて、病名が判明したので薬を飲ませなくてはならぬ。
普段は何も手のかからない息子だが、薬が飲めないのだ・・・・。
錠剤は飲み込めない。粉末で苦味のあるものは「うえ〜」と出してしまう。
最初は、口から出してしまっていたのだが、あたしがあまり怒るせいか、最近は精神的なものか、本当に吐くようになってしまった。
飲めるのは、甘いシロップ系の薬だけなんて、8歳にもなって恥ずかしい。
結局甘ったれてんじゃねぇか、と思ってしまい、あたしもがんがん怒るので、それでまた気管とかが萎縮してしまうのかもしれない。

 薬局に子供用の薬を包み込んで飲みやすくするゼリー(幼児用だよ(-_-;))が売ってたんで「買おうか?」と聞いたけど、いい、との事。
お昼ににゅうめんを作って食べさせる。
薬を口の中に入れたら、「うえうえうえっ!!」とか言って水と一緒に吐き出してしまった。
「吐かないの!!飲み込む!すぐ飲み込みなさいっ!!」と言っているうちに、さっき食べたにゅうめんもそのまま吐いてしまった。あ〜・・・・・・・。

 どうしよう。このタミフルって早く飲まないと効果がないんだよね。
普通の咳止めとかなら、また次の時間に飲ませればいいや、と思って放っておくんだけど、インフルエンザは、この薬を36時間以内に飲むか飲まないかで治りが全然違うと聞いている。
次の薬は夜だから、もう36時間に全然間に合わないよ!
 病院に電話してみたけど今日は午後休診で留守番電話になってしまっている。
隣りの調剤薬局も一緒に休みのようで電話が出ない。
もう一度次の分を飲ませた方がいいんだろうか。どう考えても薬飲んだ直後だから全然吸収されてないと思う。
 とりあえず、薬剤師会とに電話をして聞いてみる。
事情を話すと、とても感じの良い女性で、飲んだ直後なら多分ほとんど出てしまったと思うので、もう一度飲ませても大丈夫だと思います。とのこと。
 優しそうな声につられて、子供が薬を飲むのが苦手なことを相談してみる。
 「このタミフルはすごく苦いんですよ。で、お砂糖とかと混ぜても成分は変わりませんから。飲みやすいようにしてあげて下さい。お子さんも病気の時は神経が過敏になっていますし、お薬飲まなきゃ、でも飲めない、飲まないとお母さんに怒られるって思うと精神的なものが体の反応になって出てしまうんでしょうね。お母様のお薬を飲ませなくちゃというお気持ちもわかりますが、どうか、優しく励まして下さいね。」とアドバイスをいただく。
 涙でてしまった。

 よ〜くわかってる。
でもね。お薬だからね。普段から大きなものが飲み込めないとか、何かのアレルギーがあるとかならともかく、あたしには「わがまま」としか思えないのだ。
こういうあたしの強いところが息子を追い詰めてしまってるんだろうか。
それでも、「苦いのね、飲めないのね。じゃ、飲めなくてもいっか〜。」と言うわけにいかない。なんとか、怒らないようにはしなくては・・・。
 どう考えてもさっきの薬はまったく飲めていないと思うので、夜の分で再度チャレンジすることにした。カスピ海ヨーグルトに混ぜて食べているオリゴ糖シロップに混ぜてみる。
 スプーンの上で混ぜて一口ずつ口にいれてあげる。
 息子の悪いところは、飲み込まないで口の中に入れたまま水を飲んでしまうところなのだ。余計味が口中に広がると思うんだけど。
飲み込んでしまえば、味も消えるのに。
 一口飲んでは水をがぶがぶ、また一口飲んでは水をがぶがぶ。
そんなに水飲むとまた吐くじゃねーかっ!!

 なんとか全部飲ませることができた。
「すご〜い!飲めたねっ!!偉い偉い!!」と褒めたけど、ったく赤ちゃんじゃあるまいしという気持ちもまた出てきて、「やっぱりわがままだと思うけどね。世界には、お薬が足りなくて死んでしまう子供もたくさんいるんだから・・・」などと、言わんでもいいイヤミを言わずにはおれないあたしのイヤな性格。

 薬が効いたのか、それから夜の9時近くまでぐっすり寝ていた。
熱は38度ちょうどあたりをいったりきたり。
でも、初日のような息が荒かったり顔が真っ赤だったり、というのはない。
 寝ているうちに、ドラッグストアへ行って、お薬が飲めるゼリーを買ってくる。
 起きたらだいぶ元気になったようなので、ご飯を食べさせ、またまた薬。
「このゼリーで薬を包むと全然味がしないんだって。これでもう簡単に飲めるね。よかったね〜!」と言うが全然信用してないようだ。
 おそるおそる口に入れて、水で流し込み、なんとか飲むことができた。
は〜・・・。この乳幼児向けのゼリーいいかも。
しかし、息子よ、大人になってもこのゼリーでママに飲ませてもらうのかい。

 あれだけ夕方寝たのだから夜は寝られないんじゃないか、と思ったけれど、これまたぐっすり。薬が効いたのかな。
友達と電話で話していたら、「38度なら薬が効いてるんだよ!だって、普通なら39度から熱が下がらないって聞くよ」と言われる。
 悩んだけど、もう一度飲ませてよかった。
ゼリーのおかげで、なんとかこれからも飲めそうだし・・・。

 あとはあたしにうつらないようにしなきゃ。
気のせいか寒気がするんでお風呂には入らないで寝る。
 


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