銀色の日記
モクジイク?モドル?ススム?


2003年08月15日(金) なんでもないようなこと

お盆も今日で終わり。
と言っても明日・明後日も休むが。
(12・13日と仕事をしたので振り替え休日のつもり)

最近、父親の夢をよく見る。
お盆月間だからか?(まだ生きてると思うが)
夢を見ると言っても顔はぼんやりとしか分からないが、態度は相変わらずの馬鹿親ぶり。

この前の台風で思い出したのだが、その昔かなり大きめの台風が来た。(ように記憶している。なにせ幼稚園頃の話)
台風に備えて、母親が家中の雨戸を全部閉めていた。
何せオンボロ家、雨戸も重くて女の力ではなかなか大変そうだった。
それを見かねて近所のおじさんが手伝いに来てくれた。
ほとんど閉めて、そのおじさんがふと家の中を覗いた時、なんと父親はビールを飲みながら呑気にテレビを観ていたのだった。
母親はすまなそうに謝った。
子供心にそんな父親がすごく恥ずかしかったのを強烈に憶えている。

まるで「菊次郎とさき」?

父親は仕事もしない、家のことも母親任せ。
よく母親が「住み込みの家政婦だと思えば辛いのも少しはマシ」と言っていた。
なるほど。
それは賢明な考え方だ。

一番最初に一緒に住んだ男のこと。
わりと優しい人で(最初だけだったが)、毎回ゴミ出しを出勤のついでにしてくれていた。
ある日、いつものようにゴミ袋を持って玄関を出ようとした時に
「毎回毎回当たり前のようにゴミ出してあげてるんやから、"ありがとう"くらい言えんの?」と言われた。
なんだってー???
すぐ言い返したさ。
「じゃ、飯作りや洗濯や掃除をしてることにイチイチ"ありがとう"言う?」
ヤツは何も言えなかった。
当然だ。
ワタシが腹を立てたのは、「ありがとうを言え」と言われたことではなく「してあげている」と言われたこと。
「ありがとう」を言わなかったワタシは悪い。
感謝の気持ちは忘れてはいけない。

ゴミは、私一人のゴミじゃない。
アンタのゴミでもあるんだよ。
当然、飯も掃除も洗濯も二人分のこと。
イチイチありがとうを言ってもらうつもりもなかった。
こういう男は、女を"家政婦"がわりにしか思っていない。
専業主婦してた訳じゃないんだから(当時収入はワタシの方が多かった)、そんなセリフは10年・・いや100年早い。

当然さっさと別れましたとも。



最近、月に一度くらいの割合で従姉妹が遊びに来てくれる。
姉妹みたいに仲良くしている従姉妹だ。
この従姉妹は若くして未亡人。
去年旦那を骨髄性白血病で亡くし、二人の小さな子供を抱えて頑張っている。
先日、子供抜きで遊びに来てくれた。
久々に大人の話(?)が出来て嬉しかった。(子供がいるとゆっくり話も出来ない)
従姉妹が「旦那と暮らした10年が一番幸せだった。その時は分からなかったけど。」と言った時、涙が出そうになった。
まだ若いから、十分これからも幸せはあると思う。
けど、短くても幸せな時間があったことは従姉妹にとって宝物だろう。

何気なく幸せってナンだろうと話した。
従姉妹が昔の「ロード」という曲の歌詞を言った。
「何でもないようなことが、幸せだったと思う」
きっと多分そうなんだろうな。

私もそう言う風に思える時がいつかくるのだろうか。


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