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2001年04月22日(日) 絶望の王子

先週、皇太子妃御懐妊の報道が殺伐とした荒廃の國に一瞬だけ流された。
皇位継承順第一位。神の子受胎の報は、しかしこの絶望の時代に何一つ歓喜を呼ぶ事はなかった。
ほとんどの民はそれを歓迎するどころかまるで疫病かのごとく忌み嫌う。
とくに若い婦女子はそうだ。
邪教徒の洗脳工作により受胎はすなわち忌むべきこととされ、受胎は悪と信じこまされてしまった。
新しき生命誕生に誰も喜びを感じないのだ。
皇太子妃自身も例外ではない。おそらく彼女も本音では子供など産みたいとは思っていまい。
そもそも皇太子殿下の婚姻自体、世継ぎを阻害するために仕組まれた策謀だったかもしれぬのだ。即ち、子を産む意思のない、あるいはその能力のない女子を皇太子殿下の妃とすることによって皇室の血を断絶させ、神の國を殲滅するための工作の一つと考えることも出来る。
彼女が産まなければ側室制度がない現在では皇太子殿下は未来永劫、世継ぎを設けることは不可能だ。
殿下にはもう絶望しか残されていないのだ。

現世の浩宮殿下はまさに絶望のどん底で嘆き苦しんでおられる。
邪教徒の策謀によって子を産めない妃をあてがわれ、お世継ぎを設けるという最低限の役割さえ満たされず悲しみに暮れておられる。
誇りある神聖な軍服を着て近衛兵の閲兵も出来ず、皇軍の最高司令官の地位として戦場に赴くこともなく、側室を娶ることも出来ず、廃人の入院している病院や役立たずの運動会やどうでもいいような催しにひっぱりだされ、つまらぬ文章を読まされるだけの日々。
これではまるで生きる屍ではないか。
殿下は日々悩んでおられるだろう。
「私はいったい何のために生きているのだろう?」と。
もはや殿下にとっての選択肢は自決しかない。
死ぬ事以外に殿下の存在の拠り所はないのだ。
それも戦場での誇りある自決ではない、ただの犬死。
生きるも恥。死ぬも恥。
殿下はまさにこの2661年つづいた皇室における最も絶望に満ちた皇太子ではないか。

邪教徒とその配下にあるメディアは今回の皇太子妃受胎告知の報を受けて、全力でその堕胎に向けて策謀を展開するだろう。「大和民族絶滅計画」遂行のためには皇位継承者は絶対に産ませてはならぬのだ。
すでに前回の受胎も妨害工作によって流産という結果を招いた。
おそらく今回も・・。
いや、そんな妨害工作なくしても妃自身に子を産む意思がなければどうしようもなかろう。
彼女自らの意思で堕胎してしまうかもしれぬ。
その行為は、悲しむべきかな、今の若き日本の婦女子の総意でもある。
そう!堕胎することが彼女達にとってステイタスなのだ。
呪われた日本婦女子達の声なき声が毒の霧のように東宮御所に向かって流れていく。

「雅子妃さま。早く堕胎しておしまいなさいな。そして自由になりましょう。この國を滅ぼしてしまいましょう」と!

なんという恐るべき時代なのか。
希望は何処にもない。


絶望皇太子