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2003年08月12日(火) 暮らしの中に芸術を

13日付の読売新聞に美輪明宏さんの記事が掲載されていた。今年で68歳だそうだが、皺もシミも無く老いを感じることはないとか。タバコも酒もずっと前に止めているらしい。曰く「酒は百薬の長だなんて嘘ですよ」だってさ。

さて本論。少し超訳になってます。

アメリカ文化を野放図に受け入れた戦後の日本文化は、性欲と食欲と物欲、今も殆どこの三本立てです。心の美しさとか、上品さとか、そういうものは全部切り捨ててしまった。そのツケが今廻って、信じられない凶悪事件が起きている。
チャップリンもアインシュタインも世界的な天才がみんな戦前の日本に来て、その美意識に触れ、感動して帰っている。戦前は自由がなかったし、貧しかった。でも美意識・ロマンチシズムがあった。七夕・お月見など、季節ごとの行事も大切にされ人々の心を癒してくれていた。

日本の中高年の男性は文化への感心が無さ過ぎる。文化は精神のビタミン。それが欠乏している男たちが政財官界を牛耳っているから社会がおかしくなるんです。男性たちに勧めるのは書道でも絵画でも、楽器でも、見る・聴くだけじゃなくて自分で試して、生活に取り入れること。心が豊かになります。それが「生きる」と言うことです。

芸術はかつては王侯貴族のためのもの。それがフランス革命以来民衆のレベルに降りてきた。その文化を庶民が自分たちのものにしなくては。 オワリ

どうですか?心豊かに生きる、多分このウェブに来られる皆さんはその資格有り、ですね。諦めないで続けていきたいですね。


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