とどすダイアリー
日記の目次|以前のログ(昔へ)|以降のログ(先へ)
| 2004年05月17日(月) |
伝説の Lenny Breau |
Mary Stallings嬢に続いてまたまたコアな話題になります。Mary盤でバックを務めているインテリ・ギタリストRon Eschete氏を紹介しようと思ったけど、今日CDがカナダから届いたので Lenny Breau 氏 を紹介しましょう。
彼は41年生まれで84年没ですから43年の生涯だったアメリカ生まれでカナダで活躍したギタリスト。最近Webで知り合ったカナダJazz界との掛け橋の役目を果たしている山田忍氏のページで知り今回のCD購入になったものです。このCDは Live At Bourbon Street と言う2枚組でウッドベースとの1983年ですから没1年前に録音されたデュオアルバムです。トロントの地元ローカルジャズFM局が入手したばかりのデジタルレコーダの試験録音をも兼ねて小さなライブハウスでのギグが録音されましたので大手レーベルに版権が無く、今回も直接カナダにオーダーしました。
ここで Lenny はソリッドの7弦ギターを弾いていますが、ふと思うと「(・・?))アレ((?・・)アレレ・・・、私はギターのアルバムを聴いていた筈なのに、エレピとベースのデュオ?」って白日夢に襲われるんです。そう晩年のLennyの演奏はピアノを弾いているように錯覚させるほどそのテクニックを昇華させているのです。CDのライナーノーツに自ら
「私はギターをピアノのようにアプローチしている。(ある意味)この楽器を超越するポイントに達した。20数年に亘る努力によって何とか7弦ギターで不可能な領域を垣間見る事が出来た。ピアノのようにギターを弾く為には、低音の弦で常にコードワークをしながらメロディーを弾くと言う2つの事を同時に進行しなければならない。」
と言っています。マーチン・テイラーのようでもなく、スタンリー・ジョーダンのようでも勿論有りません。Lennyの独自のピアノの世界が現出しています。ギタリストなら一度聴く事をお勧めするアルバムです。
|