ひよ日和♪
ワーホリから帰国。再び日本で、あたしが思うコト。

2002年11月29日(金) 突然・・・。

あたしがガイドとして働き始めて

もうすぐ2ヶ月です。



ほぼ毎日のように働いてますので

やっぱり仕事内容を覚えるのは早いですね。

ですから1組のお客様とかだと

ちょっと物足りなかったり。

あたしもえらく成長したもんだ★


とゆーわけで、やっぱり新人さんから見たら

あたしみたいなガイドでも立派に先輩。

あたしの仕事に研修でついて

ガイドの仕事を勉強するという

恐ろしい事態まで発生しております。



昨日も新人さんも一緒にお仕事したのですが

そのお仕事の間の動物園での時間中。

お客様は動物見てますから

あたし達は暇なわけです。

とゆーわけで2人でお話してたのですが。






『実は昨日、父が倒れちゃったんです。』







・・・・・え?






『もう意識ないらしいんです。』








・・・・・ええっ?






『でも父もあたしに仕事してほしいと思うんで

家族には帰らないって言ってあるんです。』






ほんとにいいのかそれで!?

ありえないです。

だってお父さん倒れちゃったんでしょ。

しかも意識ないんでしょ。

本当に帰らなくて大丈夫?

何の病気?






『くも膜下出血です。』







もう言葉を失いました。

それ本当にやばいんじゃ・・・。

しかもどうやら様子を見て手術のよう。

とゆーか、様子見て手術って、

くも膜下出血に様子見するような余裕があるのか?





その新人のガイドさん、

すっごく話してるとき、落ち着いてました。

でも昨日は動揺したみたいだし、

寝られなかったみたいだし・・・。





『昨日、サングラスのレンズが片方落ちたんです。

そのあと、ファンデーションの鏡が開けたら割れてて・・・。

あと、黒猫がジーッとこっちを見てたんです。

これって予兆だったんでしょうね。』





とそのガイドさん。

それ怖すぎだよ。

でもそういう予兆ってやっぱりあるんだ・・・。





それからも彼女は研修兼、あたしのアシスタントとして

とっても明るく仕事をこなしてくれたのです。

その日ガイドとしてのデビューテストもあり、

それも無事合格したという話。





ですが。





その日の夜6時頃、彼女から電話がありました。

もうお父さん、脳死しちゃったって。

だからあさってには日本に帰るって。





あたしも親を同じように突然亡くしてるので。

ホント人事じゃなかった。

あたしの言葉で彼女が泣き始めたので

あたしも電話のあと、自分のことと重ねて泣いてしまいました。

ワーホリで頑張っている最中の不幸。

ありえないです。

あたしもお父さんが大丈夫なことを祈っていたのに何でこんなことになっちゃうんだろう。




今日見たら、まだ彼女の分の仕事が

あさってまで入ってました。

まだ上司に言ってないんだろうか。

ちゃんと飛行機のチケット取れるのかな。

すごくすごく心配です。




人間って思わぬときにいきなり死が訪れる。

もちろん亡くなった方はお気の毒ですけど

それによって残された者も、同じ位ツライです。

悲しいです。不幸です。



でも、あたしもそうだけど

生きてるうちはそれをバネに頑張っていける。

生きていられることってすっごく素敵。



彼女も時が経つにつれて、復活してくれると嬉しいな。

あたしも、いまだにその時のことを思い出して

泣けることはあるけれど、それはその時に限って。

人間って結構、悲しい目にあっても

元気に強く生きていけるものです。




まずはその子がまたオーストラリアに戻ってきて

ガイド業に復帰できることを祈ってようと思います。


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