今日は彼氏さんと一緒に
『解夏』という映画を見に行きました。
主演が大沢たかおと石田ゆり子の映画です。
内容はというと
近いうちに失明することを知った小学校教師が
教師という職業を捨て、
自分の田舎である長崎に戻り
静かに生活をしていくことを選び、
恋人とも、自分といて辛い思いをさせたくないという気持ちから
最初は別れようとするのだけれど、
恋人は共に生きていく道を選び、長崎までやってくるというお話。
物語は淡々と進んではいくのだけれど
主人公の失明に対する恐怖、
それを見守る周りの人間の辛さが描かれていて
じーんとしてしまう映画です。
大沢たかおの演技がとても良く、
目が見えているときと
見えなくなっていくまでの
動きやしぐさの変わりようがすごい。
大沢たかおの演技で
どれほど失明が進んでいるのかが
観客にもきちんと分かります。
題名の『解夏』もとても意味を持っていて、
ラストで、あぁとうとうそのときが訪れたのだ。
と感じることができます。
エンディングで流れるさだまさしの歌も
映画に合っていてとてもよかった。
本当にこういう病気があるなんて
とても怖いけれど、
でも誰かには訪れることなのだとしたら、
かなり意味のある映画です。
あたしは失明するとしたら
どうなるんだろうか。
大沢たかおよりも絶望感に打ちひしがれるかもしれない。
失明して何も見えなくなってしまうくらいなら
死んだほうがマシだと思うかもしれない。
そういう自分だったらどうするんだろう
という考えを起こさせてくれる映画です。
そして目が見えることの素晴らしさも教えてくれる映画です。
この『解夏』といい
『半落ち』といい、
最近の邦画はとても良いと思います。
機会があったら、色々な人にぜひ見てもらいたいです。
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