今、同じクラスに日本人の大学生の女の子がいるのですが、
彼女と先週、見に行ったミュージカル、
それが、『レ・ミゼラブル』。
日本では『ああ無情』というタイトルでも知られている
有名な作品なのです。
このミュージカルはロンドンでかれこれ10年以上は続いている
ロングランヒットのミュージカルです。
多分、もっと続いていたと思うけど・・・
細かいことは忘れてしまいました★
このミュージカルはタイトルからもわかるように
決して明るい作品ではありません。
無情なのです。
数々の悲劇が、そこにはあるのです。
というわけで、内容的にも難しいだろうなと判断したあたしは、
このミュージカルは、留学の後半になってから行こうと
心に決めておりました。
本当はこの時期に見にくのも、自分の英語力から考えると
かなり早すぎなのですが、
これ以上伸ばし続けると、気づいたら日本帰ってたよ。
ってことも有り得なくも無いですので、
自分の英語力の至らなさを、常々感じつつも
劇場へと足を運んでしまったのです。
そうして見に行った『レ・ミゼラブル』。
なんというか、ミュージカルというか、
完璧にオペラですね。アレは。
確か『オペラ座の怪人』も、そのタイトルを裏切らないかのごとく、
かなりオペラ状態のミュージカルでしたが、
それを遥かに上回って、完璧なオペラです。
セリフに全部、メロディー付いてます。
つらい。
これはあまりにもツライ!
普通に英語を聞き取るのもまだまだ頂けてないあたしに
メロディー付きのセリフは痛いです。
ほとんど理解できませんでした。えぇ、もちろん。
内容は暗め。そして心地よいオペラ調のセリフ。
久しぶりに迫りくる眠気の恐怖を味わいました。
最近、長時間英語を聞き続けても
全く眠気は感じてなかったのですが、
このミュージカルは疲れているときには辛い。
隣のお友達はミュージカル前半に、
現実と夢の世界を右往左往しておりました。
気持ちは痛いほど分かる・・・。
でもね。
確かに演出は、素晴らしかったです。
うわぁ、こう魅せてくるのかっ。
と、思わず唸ってしまうくらい、素晴らしい舞台芸術。
1幕の終わりかたなんて、今まで見たどのミュージカルよりも
圧巻でした。もう忘れることなんて出来ません。
あのシーンを見るだけでも、もう1度見に行きたいくらい。
きっと、俳優さん達も素晴らしい演技をしていたに違いない。
でもオペラのオの字も分からないあたしには
彼らの演技の素晴らしさも分かりません。
本当に申し訳ないけど、これが正直なところ。
とは言え、『ああ無情』のオリジナルストーリーには
とても惹かれています。
ミュージカルを見に行く前にインターネットを使って
ストーリーをちょこっと把握したのですが、
なんというか、奥が深いのです。
これはミュージカルの簡略されたストーリーよりも
原作を読むことに意義があるのではないかと思っています。
ですので、日本に帰国したら絶対絶対
『ああ無情』を購入して読破する気満々です。
きっと号泣してしまうに違いない。
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