ひぽこんコラム

2003年12月02日(火) 傷には弱いんですわ

 ボケらんと新聞を読みながら、いれたばかりのお茶をガブッと飲んだら唇と舌べろがやけどしてしまった…。ううううっ。熱い。そして己の不注意さとバカさがイヤになる。情けない。流しでうがいすること100回、泣けて来ました。バカで。
 それから鏡を見たら舌べろに赤いプチプチがいっぱい出来ていて、それ見たらなんだかもう余計に痛くなった!ギョエエエエエとなって、以来見ないことにしている。
 そう。和田、傷とかそういうのに弱いんですわ。とにかくダメ。いや、見て、それが気持悪いというのじゃないんです。それはいいんです。血があふれ出てもいいんです。でもその「傷」から痛みをものすごおおおおおおく想像してしまって、たまんなくなっちゃうんです。
 だから例えば自分じゃなくても、イラクやあちこちでテロ事件とかあってケガしてる人がテレビにババ〜ンと映るだけで大変だ。ヒエエエエとなり、しかし何故か凝視してしまい、しかしやはり痛みを異常なほどに想像しては息苦しくなり、ハアハアしてくる。見なきゃいいだろう?と思うのだけど、なんだか見ちゃうんだよね、そういうとき。さらにもっと最近は、銃で撃たれて殺されたとか聞くと、結構それだけで(どんだけ痛いのか)をじっくりと想像してしまってまたヒエエエエエエ。想像すな?う〜〜ん。そうしたいのだけど、なんだかクセになってしまったの。想像しちゃうの。
 今回もイラクで日本人の人が殺されて血の海…などと聞いた途端に、撃たれた瞬間の痛さと熱さ(きっと熱いんだと思うから)を想像、しかもかなり思いっきりしちゃってグオオオオオオオとなってしまった。その後、かなり落ちこみ…。バカすぎる和田。
 さらにまた、私の場合、その時その人は何を考えたか?なんてことまでも想像しちゃう。前、9・11のときは『飛行機が突っ込んできた瞬間にビルにいたら、その瞬間感じる恐怖はどんなか』をあまりに延々考え過ぎて頭がおかしくなりそうになり、いや、実際におかしくなりかけてしまい(笑)大変でした。
 そうやってとにかく痛みと恐怖を想像しては、最近再びおかしくなりそうな日々っす。しかし銃で死ぬほどバンバン撃たれたら、死ぬまで何分かかるのだろうか?舌べろやけどしてもあの熱さ、ちょこっと指切ってもあんな痛さだろ?死ぬまでの何分間か、ものすげええ痛いんだよね?それとも意識が薄くなって分らないのだろうか?しかし「もう死ぬな」と思った瞬間の悲しさってどれくらいなんだろうか?情けない気持なのだろうか?悔しいのだろうか?誰かに何かを言いたいのだろうか?相手を怨むのだろうか?後悔するのだろうか?走馬灯のように人生が思い出されるなんて言うが、そんな時間あるのか?分らん。しかしあまりに辛過ぎ。悲し過ぎる。
 やっぱりこれは、このあいだまで日テレ木曜日深夜に放映していたドラマの(タイトル忘れた)、あの黒いジャケットのお兄さんに来てもらわないとダメだな(と、観てなかった人には全く意味不明なシメ)。←こんなシメで逃げる和田。
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