日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
ブラウスと肌の間を何か小さなものが歩いていてこそばゆい。
かゆいので手でかくとおとなしくなり、 またしばらくすると歩き始める。
スピードからしてイモムシではなさそうなので平気なのだが これがイモムシだったら半狂乱になるところだよ。
正体がつかめないまま、 こそばゆいようと顔をしかめながらパソコンで文章を打つ。
小半時もたっただろうか、
右肩と襟の中間を何かが動く気配がしたので手をやったら、 なにか小さな硬いものが布の下にいた。
つぶさないように手をあてたまま布をめくってみたら、 緑色の小さな甲虫がいて、足をばたばたさせている。
そのまま手を離したら、ほうほうのていで飛んでいった。
虫にしてみたら、危機一髪の脱出劇だったんだろうな。
でもここ、図書館だから外に出られないかも。 ごめんね、虫。
inu-chan
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