日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
読書
「倚りかからず」茨木のり子
やはり素晴らしかった。
茨木のり子さんの詩は、角の丸くなった「自意識」と「問題意識」の角を 鋭利な言葉でビッシバッシ突いてほじくってくるかんじ。 おかげさまで、角がとがりました。
茨木さんの生き方と言葉は一致している。 そこが、彼女の詩を信頼できる一番の理由。
現代を生きる人が真っ先に、そして最も遠ざける「生き様」を、 真っ先に引き寄せ、自分のものにしてきた来し方がそのまんま言葉になってる。
この鋭さと厳しさ。 自分に通した一本の芯がぶれることを決して許さない。 あまりに美しい生き方。
同じく詩集を入手したのだが 「すこやかに おだやかに しなやかに」谷川俊太郎
読んでびっくり。 なんだこの胡散臭さ。 谷川さんの詩は大好きなんだけどなぁ。
あと 「題のない本」エドワード・ゴーリー
ゴーリー…。 公開中のティム・バートンの新作映画が、 全ての要素において煮え切らないのにくらべたら 断然こっちのが煮え切って完成している。
あいかわらずおもしろい。
真っ青な、小さめの絵本だけどね。 インパクト大。
いま読んでいる最中なのが、 「在日」姜尚中
これから届くのが、 岡本太郎、岡本敏子さんの本が数冊、 森達也さんのメディアリテラシーの本、 イラク戦争のことを題材にしたイギリスの絵本など。
あと、「ヒロシマナガサキ」のDVD予約した。
inu-chan
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