ニムの花
ニムのひとりごと*ニムの落し物*ニムの恋

2004年07月05日(月) 無情





恋が終わる瞬間というものはあっけない。
時間をかけて育んできた「好き」が
音を立てて崩れていく。
儚くも無情である。

これを繰り返し
人は強くなっていくのだ。
この意味を生きながら問うていく。
死ぬまでに幾度も訪れる恋は
“失恋”の足跡を刻んでいく。

無情なまでに美しく
綺麗な記憶しか残さない恋というものは
女を美しくする秘薬とも言える。

雨が降って
熱を冷ますかのように
幾度も降り注ぐ寂しさは
茜色の夕焼けのような静けさを
呼ぶための前兆であるのかもしれない。

恋ほどくだらなく、面白い
そして醜く、愛しいものはない。
無情にも。

















   観察記録  


nim [MAIL]

My追加