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| 2003年11月15日(土) ■ |
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| 職人魂。 |
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先日、『英単語倍増術 ――必須英単語1000語を2倍にする!』という本を買いました。 タイトルからして胡散臭さ全開な本なのですが、なんだかすげー気がして買ってしまったのです。
普通の単語帳なら、ただ単語が並んでいるだけなんですが、この本はなんと英単語を分解していちいち説明が書いてあるんです。 しかも、英語がどのようにしてできたのかという、『英語史』とやらが延々と書かれています。 もう単語帳じゃなくて、『英語の世界史・おまけつき』みたいな。
英単語倍増とうたっているのは、この本に出てくる単語が『○○的○○』という形なのです。 例えば『希望的観測』は『Wishful Thinking』というふうに。 なので、これひとつ憶えるだけで『希望』と『観測』の二つの単語を憶えるという罠です。 それと、接頭辞、接尾辞などの解説もあるので、これも憶えておくと手間が省けます。 例えば『tain』を『保つ』と憶えておくと、 maintain→『main』(手に)『tain』(保つ)で『維持する』 sustain→『sus』(下)『tain』(保つ)で、下から保つ→『支える』 entertain→『enter』(中に)『tain』(保つ)で、家の中に保つ→『もてなす』 というふうです。 また、例えば『in』という否定の接頭辞を憶えておけば ability(能力) → inability(能力がない→無力) のように、ひとつ憶えるだけで語彙はふたつ増えるという感じです。
まあ、そんな本を学校に持っていって休み時間に見てたわけですが、先生方は 「お、何読んでるんだ」 と、本のタイトルを覗き込んで 「ふふっ」 なぜか鼻で笑うのです。失敬な。なんかしらないけど3人の先生に鼻で笑われました。
家に帰ってきて、息抜きにちょこっとテレビをつけたんですよ。 そしたら、アメリカ全土と日本から発注が来るというウクレレ作りの名人の特集をやってました。 ハワイ在住の彼は大量の注文を40年も一人でさばいてるのだそうです。 リポーターが大変ではないですか? と訊くと彼は爽やかな笑顔で
「そうだね。確かに一人では大変だし、みんなには人を雇ったらどうかって言われるよ。でもね、僕は一人でやりたいんだ」
と言うのです。なぜです? とリポーターが訊くと
「僕はね、ビジネスマンになる気はないんだよ。アーティストでいたいんだ」
し、しぶい……。 金なんてどうでもいい。ただ満足のいく作品を作りたい、と彼は言うのです。 すげーかっこいい。 これこそ自分が憧れる生き方です。
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