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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2004年10月22日(金)
裏方仕事。

今日は授業が終わったあと、J先輩に連れられて他劇団のお手伝いをするべく、中央区にある小劇場に向かいました。
明日がいよいよ本番ということで、劇場内はピリピリ……というか壊れている人が多い。
J先輩は何を考えているのか知らないけれど、挨拶を済ませた後
「この子は劇団○○1年目のクララです」
と自分をみなさんに紹介する。
舞台監督のお姉さんが
「クララって……どこからどう見ても男の子ですよね」
とつっこむと
「ああ、性転換手術をしたので」
とか超絶的に適当な紹介をする。
そのうちクララって芸名になるんじゃないだろうか。
そんな売り込み方したくなかった(;´Д`)


ゲネが始まる前までに、まずは舞台裏ツアー。
この小劇場はお客さんとして何度も来ているのですが、裏にまわるのは初です。
色々と勉強になるなあ。
特に彼女さんは照明パートなので、吊り込みとかブースを見てました。
自分は楽屋を観に行ったんですが、せ、狭い(笑)
ちゃんと化粧台はあるけれど、まともに立てない。
彼女さんが頭つくか、つかないかくらいの高さしかない。
まあ楽屋=化粧部屋なんだから特に不便はなさそうですけどね。
会館の大きな楽屋に慣れているとカルチャーショックを感じる。


舞台裏の装置を見せてもらったのですが、やっぱりセットはしっかり作ってあるなあという感じ。
見えない部分も綺麗に作られていて、装置さんの意気込みを感じます。
うちらの装置は、裏側は適当ですから(笑)


その後、入口に戻って軽作業を任される。
烏龍茶の缶にひたすらアルミテープを貼っていく作業です。
そうすることによってラベルを隠し、どこの会社のものなのかをわからなくしてしまうのです。
NHKなんかがよくやる手ですね(笑)
とりあえずアルミテープが無かったので自分とJ先輩とで買い出し。
行く前、舞台監督さんに
「透けないコップを買ってきて欲しい」
と言われる。

アルミテープは買ったんですが、さて、透けないコップ。
探しても湯飲みかコーヒーカップくらいしかありません。
もう花瓶でいいんじゃねえの、と二人で話していたら、透けないコップが目の前に。
何種類かあったので、
「どれがいいですかね」
と先輩に訊くと
「さっき、舞台裏ツアーしたときにさ、セットに8マイルのポスターあったの見た?」
と言う。
「ええ、壁に貼ってありましたね」
「だろ。だから、8マイルっぽいコップ買ってくべ」
「そうすね。じゃ、これなんか8マイルっぽくないですか?」
「あ、それ完璧。エミネム。買いだな」
……まあ、8マイルっぽさは微塵もないんですけどね。
こんなテキト−でいいんだろうかと思いつつも劇場に持ち込むと
「これで完璧です」
と言われる。いいんだ(笑)



さて買い出しも終わったし、彼女さんたちがアルミテープ作業をしているので一缶取って手伝うことに。
座る場所がないなと思っていたら彼女さんの隣に座っていたS木が立ちあがって
「ゆう、ここ譲るよ。Kちゃんの隣に座るがいいさ」
と言う。
監督さんがそれを聞いて
「え、何、そこの二人できてるんだー。やーもー、見せ付けないでね」
とS木と絶妙なコンビネーションでからかってくる。
ところが監督さんにも彼氏がきっちりいる(しかもうちの劇団の先輩)ので、その内S木の矛先が監督さんに変わりましたけどね(笑)
S木は放っておいて作業に取り掛かったのですが、ところがこれが異様に難しい。
ありえないほど汚くなる。治そうとしたらどんどん悪化(笑)
しばらく四苦八苦していたら先輩が
「すまーん。ゆう、リソ付き合ってー」
と言うので、また劇場の外に行くからこれ頼む、とやりかけのやつを彼女さんに渡して行く。


リソというのは印刷をするという意味。
パンフレットに挟む公演の広告(フライヤとかビラという)を刷りに行きました。
大量にあるので、札幌駅にあるエルプラザへ。
ここだと、団体登録しておけば格安でリソることができるのです。

先輩と二人でぼーっと印刷機を眺めて、できあがったフライヤを紙袋に詰め込み、再び劇場へ。
アルミテープの作業に戻ろうかと思ったら、彼女さんが、さっき自分がやりかけた缶を突き出して
「君のこれさ、修復不能だったから最初っからやりなおしたんだよ」
と、微笑みつつも怒りのオーラ全開だったので、そっちには手を出さないことにしてひたすら折込作業に入る。
折込というのはパンフレットにフライヤを挟む作業。
新聞に広告が挟まっているのをイメージしていただければわかると思います。
あの新聞がパンフレットに変わっただけで、同じ事をするのです。
こっちは超絶的に不器用でもできるから、さっさと終わる。
そんなことをしているうちにもう21時も半分過ぎていたので、彼女さんを家に送るために早めに失礼することにしました。
あとは撤収だけなので、これ以上は居てもご迷惑なだけなのです。


車は劇場近くにあるJ先輩の自宅に停めてありました。
J先輩宅はちょっと奥まったところにあるので少しわかりにくい。
先輩はこのまま残って撤収も手伝うので、地図を書くから、と言ってそこらへんのいらない紙に書き、手渡してくれました。
ところがこの地図というのが、また超がつくほど適当すぎてさっぱりわからない(笑)
幸いにも自分はなんとなく道を覚えていたので、すんなりとたどり着きました。



自分は脚本・演出か役者しかやったことがないので、裏方仕事は装置以外ほとんどやったことがないのですが、今回やってみて裏方さんの偉大さがわかりましたよ(笑)
こういう地道な努力に今まで支えられていたんだなあ……と感謝。
本当はゲネも見たかったのですが、普段見ることがない裏方仕事が見れただけでもいい経験になりました。
うーん。もっと他劇団を見てみたいなあ。