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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年01月20日(木)
のろけ

コミュニケーション学の教授が主催している演劇サークルの芝居をビデオで見せてもらいました。
このサークルは余暇開発のために行っている中高年層の素人さんが集まっているものなのですが、いやあおもしろかった。
何がおもしろいって、主役である御歳85歳のおじいちゃん、本番の舞台上でセリフが飛んでしまったらしく
「あれ、忘れた」と言って笑い始めるんです。
確かに、ありえないミスなのですが、あんなふうに幸せそうに芝居ができるなんていいなあと思いました。
改めて演劇観が揺さぶられる気がする。
今度教授に頼んで見学をさせてもらおう。


そんなことを思いながら教室に入ると、Fが
「ねえ、Kちゃんがスカートなの」
と言ってくる。
三年間スカートだったんだから、今更彼女がスカートはこうが珍しくもなんともないのですが、私服はジーンズが多いから確かに大学の友人は珍しいのかもしれない。
たまたま席が彼女の隣になり、Fが
「獲物が二匹」
と言うので
「こっちのほうが美味しいよ」
と言うと、なにやらわめいていましたが彼女が餌食になりました。合掌。

彼女は解放されると
「ねえ、琴似パトスの場所知らない?」
と訊いてくる。
いや、知らんと答えると
「ちっ。使えない男」
と、Fに毒されたのか女王様口調になってました。注射でも打たれたか。



今日、久々に部活に顔を出し、なにやらノリと流れてH志とS、A先輩と食事に行くことに。
H志とSは目の前でいいだけいちゃこいてくれたので、A先輩に
「姉さん。僕もうため息しか出ないよ」
と言うと
「私は殺意を押さえるので精一杯だわ」
と同意してくれる。まじでいつかコロス。
お前にも彼女いるだろ、Kちゃん、とH志が言うので、今朝、使えない男って言われて足蹴にされた、まるで悪魔のようだったと多少尾びれを付けて話すと
「君には甘いものが必要だよ」
とデザート・メニューをA先輩が渡してくれました。


食事が終わると、H志が隣のスーパーで食料品を買いたい、というのでみんなでついていくことに。
H志が野菜を見ている間、目の前に業務用エビフライセットという、バカみたいにエビが入ったものがあったので
「プット・イン!!」
と叫びながらカゴに入れると
「やめろや!」
と即突っ込みが入りました。
何かおもしろかったので
「このイクラ幾ら?」
とか
「ハマチハウマッチ?」
とか
「からし箱買い」
とか言いながら無意味に商品を放り込んでいき、H志は若手芸人のごとく
「かんべんしてくださいよぉ」
と言ってました。
文章じゃわかりづらいけど、腹がよじれるんじゃないかってくらい笑った。


帰り、A姉さんを送り届けた後、笑い疲れたのか後ろの席でH志とSが寝言をたて始める。
バック・ミラーで確認すると抱き締めあって寝てました。
このまま事故ろうかと。