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| 2005年03月18日(金) ■ |
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| 祝賀会 |
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塾で合格祝賀会というのを行いました。 中三生を集めて、お菓子やジュースを出し、もてなそうというものです。 自分も中三の担当ということで参加したのです。
色々と準備をした後、後は来るのを待つだけだなと思っていたら、 「そういえば、ゆう先生から卒業生にありがたいお言葉を頂戴しますので」 と急に塾長に言われて、焦りました。 どうすっかな、と思っているうちに生徒たちは続々とやってきて、祝賀会スタート。 受験が終わって、生徒たちの表情も晴れやかでした。 祝賀会を「めんどくせえ」という不届き者も居ましたが(笑)
塾長の話の後、ゆう先生にスピーチをお願いしますと言われ、結局何も考えなかったので、実際にあったお話をひとつしました。 某S中学校には、ものすごく怖いことで有名な先生が居ました。仮にI先生。 誰もI先生の笑っているところを見たことはなく、生徒も殴られなかったやつはいません。 口よりも先に手が飛んでくる恐ろしい先生で、だから、生徒は卒業式の日に地獄から解放された、と喜んでいました。 証書が渡され、教室に帰ってきたとき。最期に先生の言葉を、と言われて話し始めると、開口一番にこう言いました。 「もう二度とこの中学に帰ってくるな」と。 この先、君達には長い道のりが待っている。 その道の先には夢があるけれど、遥か遠く険しい道だから、決して後ろを振り返っている暇はない。中学に帰ってくるということは、すなわち過去を、後ろを振り返って立ち止まっている瞬間だ、と言うのです。 本当に今を真剣にやっている人は過去を振り返る必要はないわけだから、ここに戻ってくるようではダメだ、オレが追い返してやる、と言いました。 その後、その先生は大泣きに泣きました。 生徒たちを一番愛してくれたのはI先生でした。 きっとその先生は、誰よりも一番「真剣」に生徒と向き合っていたと思う。だから、高校三年間精一杯やりきって、卒業式には泣いて来い、という話をしました。
その後はご歓談の時間。 中学生に戻ったみたいに大騒ぎしました。 これから高校生かあ。いいなあ高校生。楽しかったなあ(笑)
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