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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年05月02日(月)
オペします。


医大に入った、というと周りの人々がここぞとばかりに健康相談をしてきます。
美容師さんまでお肌の調子がどうのこうのって言ってくるんですけど、あのね、僕の専門は脳みそであって、お肌のことなんかわからんのです。
専門は臨床心理、と答えても“臨床”の部分をすっとばして聞くらしく、恋愛相談持ち掛けられたり。だから俺の専門は精神疾患だっつーの。
なので最近では専門を訊かれたら精神医学って答えてます。医学部じゃないんだけれども一番誤解が少ない。やれやれ。
まあ、自律神経の病気になったって相談に来た人に「気合で治る」とか超適当なアドバイスをしているダメ学生だけれども。健康相談するなら大学院以上に聞きなさい。


それでも、一応うちは医大なわけですから、心理学部(厳密には心理学部じゃないけど)と言えどもやはり医学は勉強するわけです。
で、二年は内科、形成外科、歯科、病理とそれだけ聞いてたら医学部か看護学部かと思うような勉強ばかりします。

でもね、僕はね、血とか見るのが嫌だから看護じゃなくて心理に入ったんですよ。
高校でも医大受けるにもかかわらず生物じゃなくて地学履修してたのはそこなんですよ。
脳科学ならまだいいよ。実物見るの稀で、むしろMRIとかPETとかいう画像診断が中心だから。
内科もX線とかあって良心的なんですけれども、問題は形成外科。
「はい、じゃ今日は上から鉄骨落ちてきて足がぐちゃぐちゃに潰れた人の再建手術をしま〜す」
とか言ってオペのビデオとか見せられるんですよ。
おじちゃんの足パックリ割れて中身動いてるんですよ。
火傷の治療で女子高生の胸とかもスライドに出てきて、女子軍団が
「ゆう君嬉しいでしょ」
とか言ってつっつくんだけど、それどころじゃないの。
もう僕にはおっぱいじゃなくて大胸筋としてしか認識されないの。
授業受けてたらだんだん具合が悪くなっていくんですよ。まじで。
医学部の連中はよくこんなこと毎日やってられるよな。信じられぬ。
自分はこの大学に入ったの間違いじゃないかとか思いましたもん。
ここ落ちてたら京都の芸大で優雅な芸術ライフを送っているはずだったんだよ。
前、先輩に医大落ちてたら京都の芸大で文学やってたって言ったら、お前そっちいけば良かったのに、って言われたんですけど、本気で自分も思いました。うれない作家のほうがマシ(笑)

そう思いながらちらと後ろを振り返ったら、女子軍団は楽しそうな顔で授業を受けてました。
人間とは思えない悪魔集団め。