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熱血青春日記(癒し系)
ゆう
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2005年07月19日(火)
結婚しようよ

内科学の試験が終わった。二つの意味で、終わった。

そんな絶望感に満ちた昼下がり、とても2時間半後に控えているアセスメント理論に備えて勉強なぞする気にはなれないので、とりあえずメシ食うべや、と男軍団で大学を出て、近くのショッピング・モール内にあるバーガーショップへ行きました。

ペパー・チーズ・ハンバーガーを注文して席に着くなり、まあ過ぎたことはしょうがない、乾杯、となんだかよくわからない祝杯をあげたあとで、だんだん話は恋愛方向にもつれていく。
友人S田はなにやら恋患い中らしく、医学図書館に置いてある「愛の理論」というとんでもなく分厚い英語の本を読破するなりコレはオレのバイブルだなどと叫びだす重篤患者。誰が好きなのかと聞き出そうとしても奴は頑なに拒むのだ。それどころか、自分の彼女が誰であるかを知っている数少ない心理科男軍団の中の一人であり、ことごとく羨ましいだの贅沢だだの因縁をつけてくるのです。
今日こそは暴いてやると思っていたら、奴はいきなり
「お前いつ結婚するのん」
と妙な名古屋弁で聞いてくる。
結婚てあんた、何年も先だべや、と言うと
「うちの大学も、結婚していると学費が半額になんだよ」
と今度は標準語でまくし立てる。
ま、まじで。学費が半額? 確かに学生課の隅っこに結婚したときに届け出る書類が置いてあるのだが、そうか、そういう意味であったか。
結婚なんてする気は今まで全く無く、就職したら一人暮らしを謳歌するのだと思っていたのだが、俄然結婚願望が上がりました(駄)

大学に戻っても結婚しろ、次の時間の試験前にプロポーズしろ、だの男軍団が騒いでいると、Fがそれを聞いており、なにあんた、ついに結婚するの、と聞いてくる。
自分が口を開く前に結婚式はいつだとか、オムツはパンパースを使うのだだとか、嘘ばかりFに吹き込むと、結婚式には呼んでね、子供は男の子がいいわね。早く作って、などと言う。
何ゆえ男の子じゃなきゃダメなのか、と訊くと
「馬鹿ね。あたしがあんたの息子の初恋のお姉さんになるためじゃないの」
と堂々と言ってのける。なので
「馬鹿ね。うちの息子が大きくなる頃にはあんたもうババアじゃないの。20歳からはコエンザイムQ10が欠かせないのよ」
と言うと
「あたしまだ19だし。見なさい、このピチピチした肌を」
と、なんか胸元ちらちら見せてくるので
「目が……目がぁーーー!」
と某ラピュタに出てくるおじさんのモノマネをしたらやたら蹴られました。

その後も男どもはマリッジリングだのエンゲージリングだの、結婚式は、ゆうだから奇抜なのがいい、とか色々喚いていたのですが、僕は一体どうしたら。ああ。これ結婚するまで言われ続けるんだろうなあ。高校時代もこんな感じで毎日告白すれって言われ続けたもの。
とりあえずプロポーズの言葉は決まりだな。
「喜びも悲しみも、学費も二人で半分こにしよう」
これ最強。とか言ってるの。
ていうか学費半分だから結婚しようかなって考える自分の頭も相当ラリっているんだけども。

いや、でも学費半額はいいな……(悩)