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2005年11月05日(土) ■ |
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制服 |
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自分の担当する授業が月曜日に移ったので、これから土曜日は7時は家へ帰れます。いやあ、家帰ってから何しようかなーとわくわくしながら仕事していたんですが、いざ自分の担当授業が全て終わって帰る支度をしていると、中学三年生の生徒たちが数学の課題がわからん、と質問しに来る。おお、俺に数学を質問するとはいい度胸じゃねえか。数学赤点大魔王と呼ばれていたんだぞ、と言うと、そんなんいいから、先生しか質問できる人いないんだもん、などと言ってくる。 しょうがねえなあ、ま、所詮中学生の問題だし、ちゃっちゃとやって帰るぞ、と思って問題を見たんですが、なんですかこれは。さっぱり意味がわからない。 とりあえずいろいろ試してみて、昔の知識を引っ張り出しながらといてゆき、なんとかほとんどの問題は理解したんですが、一番最後の問題が強敵。なんじゃこりゃ。 これはこうじゃないか、いやいやそれだと割り切れないから、などと押し問答しておると既に時刻は9時を過ぎており、いやいや俺様がこれしきの問題解けないはずはないと云々唸っておると、丁度数学科の先生が授業を終えて降りてくる。 おお、助かったと思って数学科の先生に質問してみると、なんだ、そんな単純なことだったのかとなんだかうんざり。生徒のほうは説明で理解できなかったようで、頭がこんがらがっていたので、もっとやさしく一つ一つ教えました。正解を導いたときは抱き合いました(笑)数学勉強しなきゃなあ……。あかんあかん。
じゃ、自分も帰ります、と教室を出て、携帯を開いてみると、友人(女の子)からメールがきている。ただ画像が添付されているだけだったので、なんだと思って開いてみると、彼女が高校時代の制服を着て何やら楽しげである。何してるんだ、と思ってメールで聞いてみると、電話がかかってきて 「今ねー、高校時代の制服を着て飲み会やってるのー。女子高生コスプレよ。Kちゃん(彼女)もいるよー。制服姿がかわいーの!」と何だか異様にハイテンションな声で言われ、「ああ、そうなんだ、楽しそうねえ」と言ったら、電話の向こうで代われ代われと何やら言う声が聞こえる。Kちゃんに代わるね、と友達が言い、彼女が電話に出てきて 「もしもし、ゆう? Hさんの家でやってるからゆうもおいでー。女子高生がお酌してあげるー。あはははは」 と明らかに酔った声で言われる。まあ、帰ったところで特に予定もないし、と思ってそのまま行くことにしました。
Hさんの家に到着して、玄関を空けた瞬間異世界が広がっていました。女子高生が、いや、元女子高生がたくさん(笑)自分仕事帰りでスーツなもんですから、全員に先生先生とまとわりつかれる。彼女の制服姿について感想を求められたんですが、3年間見続けてきたから特に何とも思わない自分がいる。あら、お久しぶり、お変わりなく、と言っておきました。そしたら別室に拉致監禁され、ちょっとあんた、Kちゃんとどこまで行ったの、三段階評定でABCで答えなさい、などと詰問される。さっき彼女に聞いたら口を割らなかったそうだ。 そんなことは致しません、我々手も握りませんと言いながら買ってきたコンビニ弁当を広げると、そんなことはないだのなんだのギャーギャー言うので、優良可で言ったら良ですな。と言っておきました。絶対嘘だと言われる。本当だっつの。 その後、メールを送ってきた友達が過去の恋愛遍歴を切々と語るのをお酌(車だからお茶だけど)をしてもらいながらずっと聞いてました。ちょうどこの制服を着ているときに、ものすごいやつに付きまとわれたらしい。話を聞いているとFとほとんど似たような被害を受けておったのです。そりゃ、やっぱり何かの疾患かもしれんな、すぐに学会報告だなと思う。 「だいたい、男なんて女の子をそういう目でしかみないんだから」 と自分に言うので 「そうよねえ。男ってやーよねえ」 と返してあげる。彼女が大変不思議そうに、ねえ、ゆうは男じゃないの、と訊いて来るので「ススキノではね」と答えときました。激しくうんざりする彼女。
そんな話をしているととっくに次の日になっており、彼女が嬉しそうに自分の腕時計を見せてくる。終電ないから送れって言っているのだ。 「すいません、うちの社長がそろそろタクシー出せって言ってるので、お乗りのお客様はいらっしゃいますか」と訊くと、彼女のほかに二人が手をあげる。今日も繁盛ですわ。 今日は中央バスとのコードシェア便ですので。すぐそこに止めてあるキャラバンを示すと、でかいでかいと大騒ぎになる。やっぱりでかい車好きなのかな。乗り心地はいいでしょうが、運転席は大変ですよこれ笑 そんなこんなで各自宅を回って、最後が彼女さん宅。久しぶりだったので家の前で最近の話をお互いにしていたりすると時刻は午前3時。彼女は明日自動車学校で10時から実技教習だそうだ。まあがんばれ。
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