詩のような 世界
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貴方を好きで 貴方を欲して 貴方を追いかけ
やっと捕まえ そして微笑み 気づいたのです
最終目標は貴方だったのではなく 私だったということを
知らなかったなんて 浅はかな私の 幼く忌々しい本音
御免なさい 私に謝られる筋合いなど到底無いはず でも貴方に詫びたい 馬鹿な私を どうか忘れてください
嘘
忘れないで
貴方を好きだったから 私は私を認めていられた どこまで勝手で許され難い私なのでしょう
それでも言います
貴方は私にとって 砂漠の中でひっそりと輝く湖だった 荒地に咲き誇る1輪の薔薇だった 廃墟の中に転がる小さな宝石だった
御免なさい
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