詩のような 世界

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2002年06月17日(月) 色のない唇を



貴方を笑わせてあげられなかった
私が悪い

貴方を幸せにできなかった
私が悪い


私の唇は白く
貴方の唇は黒く

私の唇は徐々に青く変化し
貴方の唇は色を失った?



but

貴方のことを考える余裕を私に与えなかった
貴方も悪い

私を幸せだと勘違いさせた
貴方も悪い


貴方は私の青ざめていく唇に気づかず
強引にキスをした
貴方の優しさとエゴを
どう融合させていいかわからなかった

私は戸惑い
それでも
馬鹿な振りをして自分を守ったりして

貴方はもともと馬鹿だったけど
それに気づいてなかっただけ
まだよかったのかもしれない



つまり何が言いたいのかってね
貴方の唇を誰にも渡したくなかったの
生き返らせたかっただけなんだ

死にかけた唇を








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