詩のような 世界

目次


2002年09月08日(日) 瞼の裏側



しっとりと

沈黙


悲しみは

隠された 涙


忘れかけたひとを

思い出しかけた



一陣の風が

砂埃を生んで



君の温かさを

リアルに感じたいのに


願いは

どうしても願いのまま


瞼の裏に

少年の切ない


その涙は

睫毛を濡らすだけ

濡らし

誰に拭われるの?





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