詩のような 世界
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道をゆけば すれ違う人たちは皆半透明で そのさまは不気味というよりも適正すぎる
あたしは、はみ出し者だ
錆びたコインロッカーを開けると 1枚の色あせた写真が
無表情の君 もしくは 足枷のついたあたしの 生足
顔を血のようなもので汚したら ママは気づいてくれたのかな?
ねぇ誰も教えてくれなかった 嘘を問う悲しさ そして 裏を見極めることは 自分を苛める行為に過ぎない、と
こんなに人はたくさん歩いているのに どうしてヒントさえもらえないんだろう 足枷を外すための 本当の方法って
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