詩のような 世界

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2002年09月15日(日) 重い生足



道をゆけば
すれ違う人たちは皆半透明で
そのさまは不気味というよりも適正すぎる

あたしは、はみ出し者だ

錆びたコインロッカーを開けると
1枚の色あせた写真が

無表情の君
もしくは
足枷のついたあたしの
生足

顔を血のようなもので汚したら
ママは気づいてくれたのかな?


ねぇ誰も教えてくれなかった
嘘を問う悲しさ
そして
裏を見極めることは
自分を苛める行為に過ぎない、と

こんなに人はたくさん歩いているのに
どうしてヒントさえもらえないんだろう
足枷を外すための
本当の方法って



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しえり |MAIL