「空虚だ」口に出した途端、本当に空虚になってしまった曇り空からカラフルな紙吹雪が舞い散ってきて僕は唖然として立ちすくんだ何を祝おうってんだ悪趣味にも程がある文句の1つでも言ってやりたいけれど見えない存在が相手じゃ仕方がない溜息が、落ちた「空虚だ」わざとさっきより大声を出したするとぞざざ、と上から音がしてさっきよりも大量の紙吹雪が頭の上に降ってきた