詩のような 世界
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ガラスの器に盛られた私 誓いのキスを う ひんやりした無味
あなたの腕を まるでUFOを見るかのように 凝視した 何だあれは 七色に光るあれは
えいやえいやえいや 空を切ってみる 私の正体は 気を引きたい子供だった く く く
あなたの癖は 私の目の奥を探ろうとすること それもにやにやしながら
私はいつから フルーツバスケットもどきになったの いっそ食ってくれればいいのに ただちろりと舐めるだけなんて
耐え切れず逃げ出して 容器は必要なくなったのだけど なぜか 冷たいまま ずっとまとわりついてくる
目の奥
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