詩のような 世界

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2004年04月27日(火) 無言


青と赤が渦を巻く

ある大人は
気味の悪い鳴門だ
と軽蔑の眼差しを向け
ある子供は
宇宙人と人間の血の融合を願った

今日は夜が来ない
朝はしぶとく地に居座っている
社会は混乱した
ある少年は狂乱した
永遠に眩しい世界だなんて

鼻の穴が辛うじて出るところまで
土に埋められている
ぎりぎりで呼吸ができる
皮肉だ
風に運ばれた花粉が鼻腔を容赦なく刺激
ああ
それでも生きてゆく
ああ
生きてゆくさ


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しえり |MAIL