詩のような 世界

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2005年05月18日(水) 再生塔の渦



僕が壊した
どくんどくんと
はちきれそうに脈打つ思いは
氷の欠片になって
きらきらと舞いました

そしてそれらは
誰に拾われることなく
待ち構えていた針葉樹の葉に貫かれて
終わりを迎えたのです

空を覆っていた分厚い紫色の雲は
ぱかっと真っ二つに割れ
僕らの肉みたいなオレンジの不気味な
不気味な空が開かれた 開かれました

望まれた場所なのか
失敗の、庭なのか
歩いてみなければわからない
見上げているだけじゃ見えない

誰の目にも触れず死んでいった思いたち
おまえたちを
愛していたよ僕は
確かに
涙が出るほど
いとおしかったんだ

もしもまた出会えたら
今度こそ大切に触れるよ
どんな空間が両手を振っていても
敵は僕が蹴散らすから
おまえたちを守り抜くことは
自分を守ることでもある


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