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★短編小説 - 2003年05月07日(水)




いつだったか。
日記に「最近流花小説書くのハマッてるんですよー」という話しをしたような気がします。
でですね、ちょっと勇気を出してこのサイトに1作だけ公開しようかと思ってます。
折角書いたんだし、流花トークOKの日記サイト持ってんだから、UPしたらどうやないの?と思いまして。


つーことで、小説UPします!!
もうヤケクソ。(笑)



これで何の反応も無かったら、私もう小説は二度と出しません、ココで。
それくらい腹くくってるんで、どうか反応してやってください。(切実)






えぇと今回はデビュー作(笑)ということで、いままで書いてきた小説では、あまりにも1発目には出せないと思い、書き下ろしました。
文才はもともと無いですので、お気になさらずに。
もう小学3年生が書いた作文だと思って読んでいただけると、少し気休めになるんじゃないかと。アハハッ。


ちょっと切ない流川クン視点のお話を書いてました。
んじゃ、どうぞ。






















[ビー玉の笑顔]





君は笑う。
その眩しい笑顔で。









桜木が誰かに微笑む瞬間、胸が痛む。



どんな状況であれ、桜木が笑う顔はいつも、嘘の無い笑顔だった。
俺にとってはその笑顔が眩しくて。
欲しくて欲しくてしょうがなくて。



だけど桜木は唯一、俺にだけは微笑まなかった。





桜木が俺に笑顔を向けない理由も。
桜木の笑顔が欲しくて仕方ない理由も。

理由を分かっているからこそ、この胸は痛みを増す。






桜木の笑顔はいつも、ビー玉のように光っていて。
そのビー玉のように光る笑顔を、すべての人に与えていた。


三井先輩、宮城先輩、彩子先輩、赤木主将の妹…。


話し相手全てに、その眩しい笑顔を与えて。
でも俺には与えてはくれなくて。






だから俺は、そのビー玉のような笑顔の欠片を、拾い集めた。




向けているのは俺にじゃないことくらい、知っている。
だけど、桜木の笑顔を見るには、この方法しかないから。


桜木が見せる笑顔を広い集めて。
キラキラ光るその笑顔を。





集めた欠片は俺の胸の中に溢れてて。
でもそれは、俺に与えてくれたものじゃない。

全て拾い集めたものばかりで。
俺に向けた笑顔の欠片は、俺の胸の中には一つも無かった。




本当は桜木の、その本物の笑顔が欲しかった。
破片じゃなくて。
欠片じゃなくて。


その本物の笑顔がどうしても欲しかった。



でもその笑顔はどうしても、俺の手には届かないところにある。



無理矢理取れば、その笑顔を二度と見ることが出来ないから。
その光る笑顔を俺が潰してしまうかもしれないから。


だから、無理に取る事は出来ない。







どうしたらあの笑顔を、手にすることが出来るのか。
どうしたらあの笑顔を、桜木が俺に与えてくれるのか。


その答えは未だに出てこなくて。


俺は今日も桜木の笑顔の欠片を集める。



桜木が通った道を辿って、桜木の笑顔が零れていないか
ただ、桜木の笑顔を拾うことだけに懸命になって。
桜木が歩いた道を辿っていった。







桜木の笑顔の欠片は、俺の胸を傷つけていた。
















end








はい、どうだったでしょうか??
なんかデビュー作にしてこれかい!!と書いてて思いました。
ごめんなさい、もう王道ネタ過ぎて死んでます。(涙)


えぇーと私の文才はこんなもんです。
あぁ文才が欲しい…。




こんなんですが、感想とかくれると嬉しいデス。
もうこれで何の反応も無かったらどーしよー!!

暖かいSD(流花)ファンの女性の方々、暖かい反応お待ちしております。(←これは強制かッ?!!)


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お粗末さまでした…。 


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