北限のニホンザルが天然記念物にもかかわらず駆除されようとしている。 里へ降りてきて畑の農作物を食い荒らしてしまうのが主な原因とされている。 この山には餌がたくさんあるにもかかわらず、サルは畑を荒らしてしまう。
初めサルの群れは200頭ほどだったそうだ。 時々台所の窓からのぞき込むサルに村人も手渡しでりんごなどを あげていたらしい。サルは人はおいしいものをくれるものと学習して 人から食べ物をもらう暮らしが当たり前になってしまった。 北限のサルということで天然記念物にもなり観光の目玉にもなり 餌付けされたサルの数は今や1500頭になっていると言う。
山に餌がなくて里に来てしまう熊とは違い、ここの山には餌はある。 けれどわざわざ人の畑のものを食べるのは、そっちの方がおいしい事を サルが知っているからだ。なぜ知っているかというと人が教えたからだ。
それなのに今や薬殺ですか??
もちろん畑の被害は深刻なので、放っておくことは出来ないと思う。 大変かもしれないけれど、人が餌付けてしまったからには 全ての管理を人がするようにしないといけないと思う。
残念だけど、ある程度の出産管理も必要だと思う。 避妊、去勢されたサルが元のコロニーで生活できないのなら そういうサルだけのコロニーを作ってみたり、 殺すだけじゃない手を考えて実行してみて欲しい。 それは大変人手とお金のかかることかもしれないけど もし成功すれば、他の土地や国の多くの動物達にも 役に立つ情報になると思う。
村人がリンゴをあげた時点でもう野生ではない。 その大きな過ちを全ての人に知ってもらいたい。
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