犬種によって耳や尾を切られてしまう犬がいる。 もともといろいろな仕事をしていた犬は その仕事に向くように人によって手を加えられた と、そんなところだ。 ドーベルマンやグレートデンは耳もシッポも切られてしまう。 もともと垂れ耳なドーベルマンとグレートデン、 音が良く聞こえるように耳を切って立たせている。 猟犬として使われている犬のほとんどが 音を聞き逃さないように、シッポを噛み切られないようにの 理由で切られてしまうことが多いようだ。 でも、今や猟の為に飼う人がどのくらいいるのだろう。 家で愛犬として飼うのなら断耳も断尾も必要ないと思う。 垂れ耳でシッポの長いドーベルマンはかわいい。 みんな、ドーベルマンって気が付かない。
もっと身近な犬種としてコーギーがいる。 初めから尻尾がない状態で購入した人は その形で生まれてくると思っている人も多いかもしれない。 でも、ほとんどのコーギーはシッポつきで生まれてくる。 そして商品として売り出される前に切られてしまう。
私の大好きな犬種シッパーキーも断尾される。 もともと船に乗り込む犬種だったために 狭い通路を歩く途中、荷物などに尻尾を挟まれないように 断尾していたらしい。 でも、今は普通におうちで飼われていることが多い。
切る必要があるのか!!!! 切る必要はないだろう!!!
動物が悲惨な目にあう一番の原因は ドッグショーやキャットショーだと思う。 アレのおかげで規格外と呼ばれる動物が出来 価値が無いものとして殺されてしまう。 垂れ耳のドーベルマンなんてショーの対象にすらならない。
人が勝手に作った規格の中に、他の生き物を押し込めるのは 非情な行動だと思う。生まれたままの姿でいいじゃないか。 本来の形がどの動物も1番美しいはずだ。
価値を動物に求めるのではなく、 動物を飼う人の方に求める時代になっても良いと思う。 「バカな犬はいない、バカな犬になるのは飼い主の責任」 バカな犬を見たら、飼い主が馬鹿なのだと思って差し支えないと思う。
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