朝一番で動物病院へ。 先生がゆっくりと触診をする。 「あーー、ここで折れちゃってますね。」 右の羽が折れている事を教えられた。 「じゃ、もう飛べないんですか??」 「今のままじゃ飛べないね、テープで固定しておくと 骨がくっつく事が多いから、固定してみよう。」 気が付いたのは昨日だけど、折れたのはいつだったのだろう。 巣から落ちた時か、ミミリンがちょっかい出した時か。
とりあえずかわいそうだけど固定してもらって帰宅。 翼を閉じた状態で上から首の下あたりと腹の辺りの 2箇所ぐるりとテープを巻かれている。
母親はきっとミミリンがやった時に折れたのじゃないかと 自分を責めてしまう。 「巣から落ちた時かもしれないじゃない」と私が言っても あまり慰めになっていないようだ。
2週間このまま固定するらしい。 放鳥の夢が遠くなっていく。 兄弟との合流も多分無理だと思う。 こいつにどうやって餌のとり方を教えればいいんだろう。 一生うちで飼う訳には行かないのか。
いろいろな事が頭を駆け巡る。 情がうつらないように名前をつけたりすることは 控えていたのだけれど、もう暫くはお付き合いする事になりそうだから この頃から「ピーちゃん」というありきたりの鳥の名前で 呼ぶようになる。
|