ピーちゃんは死んでしまったけれど いろいろな事を教えてくれた。
ピーちゃんにとってかわいそうだったこと。 1、テープでぐるぐる巻きにされた事。 2、電車で会社まで2回通勤した事。 3、伊豆の旅行に付き合わされたこと。 4、ちゃんとした虫を食べさせてあげられなかった事。 5、ミミちゃんがちょっかい出した事。
子供の頃に何回かスズメの子を保護して育てた事がある。 うまく育っているように見えてもやっぱり突然死んでしまう事もあった。 そんな事が今回も起こるのかもしれないという不安はあった。 病院の先生、野鳥に詳しい店員さん、子供の頃スズメを保護した事のある 会社の同僚、みんな口をそろえて「野鳥は難しい」と言う。
今回いろいろなサイトを覗いて勉強させてもらった。 うまく放鳥まで行った人、うまく行かなかった人。 こういうときのインターネットは本当に心強い。
来年はヒナが落ちない事を祈っているが やっぱり落ちているのを見かけちゃったら 置き去りには出来ないような気がする。 でも、今回みたいな保護の前に、もしどこも悪いようじゃなければ なるべく巣に戻すことを考えよう。 そして保護した鳥が怪我しているようなら 放鳥しない方向で保護するようにしたいと思う。
ピーちゃんは土に戻してあげた。 ピーちゃん、短い間だったけどすごく楽しかった (ピーちゃんにとっては楽しくなかったと思うけど) 生きる事に正直な「ごはんごはん〜!!」って口を開ける姿は 素直でとても愛らしくって、すごく美しかった。 ピーちゃん、どうもありがとう。 そして本当にごめんなさい。
どうか、安らかに眠ってください。
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