ノエルの日記
日々いろんなことがあるよね。

2006年07月13日(木) ◇ジダンの頭突き

2006年ドイツワールドカップで引退を表明していたジダン。
すでにその前に引退を表明したけれど、引き止められて
思い直してワールドカップを最後の試合にしたジダン。
グループリーグで敗退するのではないかという不安を
吹き飛ばして決勝リーグへ。
ああ、それなのに最後の最後で痛恨のレッドカード!
世間はジダンに同情的で、マケラッツィは悪者になりつつある。
っていうか、マケラッツィは最初から悪者だ。
イタリア代表の中でも札付きの悪者。
その悪者の作戦に見事にはまっちゃったのがジダン。
ジダンだってマケラッツィの悪者ぶりは知っていたはずだ。
マケラッティはジダンの切れやすさを知っていた。
そして結果はジダンが切れて退場。
イタリアのサポーターから見ればマケラッツィはPKとられて
1点献上したものの、その後自力で取り返し
しかもジダンを退場させた・・・・そして優勝
ある意味「いい仕事した!」ってことだ。

ジダンは頭突きをしてはいけなかった。
どんなにひどいことを言われようとも、報復行為はやってはいけない。
どうしてもやるならピッチの外でやってくれ!
というのが私の考えだ。
挑発行為をするのは作戦のひとつだ、そんな事長いプロ人生の中で
多々あったことだろう(それで切れて失敗したこともあっただろう)
それなのにこの最後の試合でやるなんてよほどひどいことを
言われたに違いない・・・と思う人が多いのも事実だろう。
でも、やはりどんな場面でも「報復行為」はしてはいけない。
それを許してしまったら、サッカーの将来が荒れてしまう。
「挑発行為」はスポーツマンシップに乗っとって考えたら
卑劣な行為だ、もちろん賛成できる行為ではない
けれど「報復行為」はそれを上回る行為だ。
それは戦争勃発になってしまう。

「ジダン 神が愛した男」という映画がこの夏公開される。
その映画のラストシーンも「退場」らしい。
もしジダンが映画のとおりのラストを自分で演じたのなら
この結末が自分の映画の宣伝だとしたら・・・・・。
こら〜!!!ワールドカップをそんな個人的なことに
使うな〜!!・・・だけど、決してそういうわけではないだろう。
と、思いたい。

ジダンは本当にすばらしい選手だ。
最後の試合としてフランスに優勝してほしかった。
どんな事を言われても試合中は試合に集中してほしかった。
ほんとにほんとにあの結末が残念でならない。
マケラッツィなんかの挑発に乗らないでほしかった。
心のそこからがっかりしてしまった。

そんな人がこの地球上に数多く存在するってことを
どんな選手にも知っていてほしい。

マケラッツィの悪行にはジダンが手を下さなくても
多くのサポーターが許さないだろうと思うよ。


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