やくざ風味の日記
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2002年12月07日(土) K1って胸キュン?!

格闘技好きです!!血が沸騰しますな。
腐っても格闘技畑のやくざ風味です。




本日はK1グランプリ10周年大会!!
これがまた…大方の予想を裏切った大混戦かつ波乱の大会となったのだった。


戦前のオレ的予想として本命はバンナだった。対抗馬としてサップ。まだサップに甘いところがあるとしてもあの潜在能力は圧倒的!!でも、スタミナとかディフェンス技術とか考えた場合、あまりワンデイトーナメント向きではないので、やっぱバンナかな…と考えてたわけだ。3番手としてはハントかな?ってとこだ。
しかーし!!これが……もつれるわけなんだわ。


一試合目は予想通りレイ・セフォーの勝ち。まあ、予想より善戦してたアーツ。セフォー考えてたより大したことねえな…やはり優勝戦線には関わってこないだろう。つーか次の試合が事実上決勝になるかも。

そう、サップ対ホースト。因縁の対決である。

ホーストの闘い方は芸術である。ハッキリ言って判定ねらいの闘い方に徹したらホーストの完封勝ちであろう。彼にはそのくらいの技術があるからだ。しかーし!前回の闘い方を見た限り、ホーストはサップ相手にはあくまでKOにこだわっている模様。そうなると一発のあるサップが有利となってくる。サップの凄さはその強打を連打できるということ。前回もコーナーに追いつめてから強打22連発でKOしたもんだ。まあ、その分スタミナに難あり。しかも最近はマスコミに振り回されて疲れている…そんなことを考えると一試合目はベストだとしても二試合目からはどうか?しかもホーストのロー地獄で下半身は死ぬはず。
そんなこんなでオレ的にはサップ勝て共トーナメント優勝ならずって考えたわけだ。逆に言えばホーストの善戦次第でトーナメントの結果が変わるな。って考えたわけ。
しかーし、現実は遙かにドラマチックだったわけだ。


試合開始され…最初にダウンを奪ったのは……ホーストだった。
ボディによるダウン。ボディダウンはダメージが抜けない。顔面と違って一瞬の強みはないがダメージの蓄積なのでまさに悶絶!!しかも試合中はダメージが抜けないのだ。
そう、ホーストの闘い方はまさに芸術。迫り来る猛打を完全にいなし、地獄のロー。んで一瞬の隙を見てのレバーブロー。ホーストのプラン通りに試合が進んでいき超獣サップは逃げるのに必死である。見るもののほとんどは失速していくサップの攻撃を見てホーストの勝ちを確信しただろう。

しかし…怪物は怪物であった。

2Rになり生き返ったようなサップの攻撃。まあ、判定で競うほどのテクはサップにはない。しかも自身に深刻なダメージの蓄積がある。
倒して勝つしかない。
サップは決意の元、愚直な突進を繰り返す。それを完全にさばくホースト。
しかーしサップから放たれた左右のフックはホーストの防御をうち破りダウンを奪ったのであった。ガードごとうち崩す強打の恐ろしさがでたのだ。
その後のサップの攻撃は…
身体はおよぎ…
下半身は死んで手打ち…
大振りで隙だらけで…
最終的に掌で打っている状態である。
しかし、最後に立っていたのはサップであった。
コーナーでの連打。必勝パターンである。
結局ホーストはサップの牙城をうち破れなかったのだが、まさにベストバウトと呼べる試合であった。技術の向上により、判定の多くなってきた大会においてここまで堂々たる撃ち合いが見れるとは。観客も大満足であろう。
顔を血で染めたホースト。
一人では歩けない程のダメージを負ったサップ。
いやー…話題になりすぎてた感があった組み合わせでこれでしょっぱい内容だったらどないしょ?とか思ってたけど、予想以上の試合内容に大満足ダス。


その試合に触発されたように後の試合でも激闘は続き…波乱の10周年大会を制したのは、なーんとホーストであった!!
試合には勝ったが拳を骨折したサップに変わり勝ち上がったホースト。その後の試合を全てKOとまさにザ・パーフェクトである。
つーかサップにあれだけ打たれてすぐにリングにあがれる精神力に脱帽である。


いやあ…格闘技ってほんっとに素晴らしいですねーーー!!


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