やくざ風味の日記
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2005年12月03日(土) ぎゃぼーて胸キュン?!

ぎゃぼーーーーーーーー!!


きっかけは、本日仕事の息抜きとばかりに行ってみた行きつけのマンガ喫茶。そういえばよく見るサイトでえらい評価高いマンガあったな。と思い出し、さっそく1巻を読んでみたのだが……気がつくと本屋で全巻大人がしている自分がいました!!


も〜〜声を大にして言っちゃう。

「『のだめカンタービレ』もっ!最高!!(久々の虹子調)」

2005年も終わろうという所でえらいものを見つけてしまった。
つーか今まで読んでなかった自分が憎い……バカンバカンバカーンス
高校生の時は姉から、大学の時はアネゴから少女マンガの情報もらってたけど、ここ3年めっきり疎くなったからなあ………


知らない人のために軽くあらすじを紹介します。
ずばりジャンルは音楽マンガ(クラシック)。
主人公・千秋真一は世界的に有名なピアニストを父に持つ音大生。
本人もピアノを専攻しているが、本人の夢はピアニストではなくオケの指揮者になることであった。
はっきり言って千秋は天才。
ピアノもやればバイオリンもこなす。音楽に関して天賦の才を持った男なのだ!!
いずれ世界的に活躍することを夢見る彼にはしかし弱点があった。
なんと彼は幼いころのトラウマから飛行機恐怖症アーンド船舶恐怖症であり日本から出ることができないのだ。
自分より実力が下の人間がどんどん海外に留学し世界の舞台に挑戦していく姿を見ることしかできない千秋。
モトカノと飲みに行って弱音を吐くと「負け犬」呼ばわれされ心身ともにぼろぼろになった千秋はアパートの前で酔いつぶれて寝てしまう。
目が覚めたとき彼がいた場所は見たこともない部屋。
しかもすげえ汚い。
そしてそこには千秋と同じ大学のピアノ科に在籍しているマイペース不思議少女、野田恵・通称「のだめ」とよばれている女の子がいたのだった。
その一件からなにかとのだめに付きまとわれるようになった千秋。大学はもちろんなんとアパートの部屋は隣同士であり、自堕落なのだめの世話を知らず知らずしているうちに家にまで転がり込んでくる始末。
「なんでこんな目に」
と思いつつも、のだめのペースにのせられる千秋。
しかしそうした日々の中で千秋はのだめのピアノの才能に気付く。
好き勝手で破天荒でコンクールなどにはまるで向いていないが、不思議と人をひきつける自由な音に。
そんなこんなで毎日のだめに振り回され悪戦苦闘する千秋だが、そうこうしているうちに様々な出来事、様々な出会いがあり千秋は指揮者への夢に向けて少しずつ進み始める。
そしてのだめも少しずつ成長していくのであった。


とまあ、大まかなあらすじはこんなところ。
このマンガの大きな魅力のひとつにキャラのよさがある。

まず主人公の千秋真一だがもーーーー最高。
一応クールだが音楽に関しては妥協なく熱い美形天才音楽家。というおいしい設定だがまず注目すべきはそのツッコミ能力である。
浜ちゃんばりのツッコミをかますかます。態度はオレ様だし。のだめにいれるツッコミはたいてい鉄拳です。
あとの極度のお人よし。彼の周りには誘蛾灯に群がる蛾のように次々と変人、だめ人間が結集してくる。基本的に音楽的才能のある人たちなのだがそろいもそろって生活力なしなもの多し。んでツッコミつつも世話をやいてしまう千秋。
もーーーーーーー千秋萌え!!である。
まちがいない。千秋真一は萌えキャラである。

んでヒロインののだめだがこいつの伽羅がこれまた最高!!素晴らしき天然ボケの数々で読むものを確実に笑いの世界に引き込んでしまう。
電波系不思議ちゃんなんだけど、ひいてしまう不思議ちゃんじゃなく微笑ましい不思議ちゃん。
サイコーきみサイコー。
ちなみに萌えキャラではない。

んで脇役陣も最高。

中華料理屋「裏軒(うらけん)」の一人息子でありロックなバイオリン奏者・峰龍太郎。
アフロでオカマで千秋に恋する(笑)しかしその演奏は正確無比なティンパニー奏者・真澄ちゃん。
ドイツからやってきた世界的有名な指揮者。だがその正体はワガママ変態スケベジジイ、大学での千秋の先生となるシュトレーゼマン。
なぜか中華料理屋なのにクラブハウスサンドにコーヒーまで瞬時にオーダーしちゃう裏軒の店主・峰パパ。

など数えだすときりがないがもーいろいろなキャラでてくるのよ。さすがオケマンガ。しかーしどのキャラも個性的で驚愕すべきはいやなキャラが一人もいないことだろう。
このマンガのイイとこに読んでいて不快感がまったくないところがある。
みんなイイやつ。




はあはあ…
語りだすときりがないのでここらで止めときます。
勝手に第一部とした日本編が終わり、ただいまフランス編が絶好調連載中。
飛行機恐怖症を克服(その経緯がまた笑える)した千秋と留学に成功(執念!!)したのだめのコンビは健在。
これからどんな風に展開していくか目が離せないけど、最後はたぶんこれ以上ないくらいハッピーエンドでしょう。
安心して読むことができます。
年末には2005年度マンガやくざ風味的ベストテンしようと思ってたけどこのぎりぎりの時期に第1位候補に躍り出ちゃいましたよ。
いや、マジで。
ひさびさマンガ読んでて嬉しくなりました。グラシアス、のだめカンタービレ!!ぜひ未読の人は読むことを進める。


では最後に声を大にしてのだめの中で一番お気に入りの一言を。


ぎゃぼーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!





追伸
「今日聞いてすごいと思った一言その1」
半額セールやってるツタヤで、大人しか入れない一角で人と人が絡み合う姿を様々な状況・角度から撮影したビデオ(オブラードに包んで書いたつもりが余計卑猥だ)を借りようとしていたとき、突然2〜3歳位の男の子乱入!!追いかけてきた親父の一言。

「まだここはちょっとだけ早いかな。ハハハ……」

えっ……ちょっとだけって…………しかも爽やかな笑いって………


「今日聞いてすごいと思った一言その2」
ツタヤ1階の本屋にて、しゃがみ読み(みなさんはやらないようにしましょう)していたおっさんが立ち上がっての一言。

「よっこらセッ○ス!!」(声を大にして)

……………
…………………………
………………………………………すげえ。


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