| 2002年09月11日(水) |
改めて「ラ・マンチャの男」 |
この映画を初めて観たのは、高校時代、映画好きの演劇部だった友人に薦められてだった。 それからすぐの休日に観に行ったと思う。 実は、その時は、全体としてはピンと来なかったのである。 ドン・キホーテの狂人的夢想というものが違和感として強く印象に残った。 それがちょっと行き過ぎのようにも感じ、物語の登場人物の中での共感が 今ひとつ理解できないでいた。
それでも、その後3、4回映画をくり返してみているだけでなく、 日生劇場へ、松本幸四郎主演の舞台ミュージカルを観にも行っている。 よく理解できないながらもこの映画にな〜んとなく執着してきたのは、 映画に漂う中世の雰囲気と、セルバンテス役のピーター・オトゥールの 表情(特にドン・キホーテを演じている際の、眼!!)の魅力もそうだが、 何といっても、劇中の歌が魅力的だからである。 今年の4月に、実に偶然ながら、やっとこさサントラCDを手に入れた。 若いころ探し回ったのに見つからずにあきらめたサントラ盤である。 終幕近く、ドンキホーテの瀕死の病床でアルドンサが胸の底から訴えるように歌う 第2ヴァージョンの「見果てぬ夢」は涙なしには聞けない。
昨夜は、やけに真剣に字幕の言葉を真剣に読みながら見ていたような気がする。 歌詞の意味も、セリフも、いろいろと再発見するような心持ちで見ていた。 そして、はじめてこの映画がすっきりと理解できたように思う。 アルドンサの心の動きも、はじめて、きわめて自然に受け取れたように思う。 このことについては明日に回そう。
|