名古屋ドームで、ヤクルトが4対9で中日に敗れて巨人の優勝が決定したとき、 巨人は甲子園で2対1で勝っていた。 このまま勝って胴上げに入りたいと選手もファンも誰もが思っていたが、 阪神の選手とファンは、負かして優勝の喜びに水を差したいと願っていた。 9回裏に、河原がホームランを打たれ、延長戦に入ってしまった。 直球勝負で行け!!と願っているのに、カーブを会心の当たりにされてしまった。 きょうの直球なら打ち取れたと思うのに、僅差の時には河原の弱気が目立つのが残念。 チャンスを生かし切れないまま、同点で12回裏を迎え、 ワンアウト満塁で、ワイルドピッチのサヨナラ負け、、、 実に感触の悪い優勝決定となってしまった。 (あんまり思い出したくないのだが、大切な胴上げの日のことなので記録しておく) 来年こそは、興奮のるつぼの中で胴上げをしてほしいものだ。
ところが、甲子園で優勝が決まる以上、これがよかったのかも知れない。 20何年か前の甲子園での優勝決定の時には、 阪神ファンの暴動で胴上げもできなかったそうである。 何年か前のヤクルトの優勝の時も大変なことになったそうである。 今夜は、阪神のサヨナラ勝ちで、試合後、六甲おろしの大合唱が響き、 胴上げに入りづらいような状況だった。 阪神ファンは延々と歌い続け、胴上げの邪魔をする気かなとも思わせた。 けれども、ひとしきり歌った後、球場を胴上げと祝福に譲ったようだ。 巨人の選手たちが胴上げのためにグラウンドに入ってきたときにも、 阪神ファンがどっと帰るという映像でなく、少なくとも画面に見える範囲では、 巨人ファンとともに出迎えているように見えた。 それは、阪神と長年いい試合をしている敵を讃える姿のように見えた。 今年は優勝を譲るけど、来年はもらうからな、と、いいライバルの態度だったかも。。。 試合終了とともにグラウンドに配備された警備員は、まったく不要だった。 巨人側にとっては、今ひとつ盛り上がりに欠ける区切りではあったけれど、 これはこれでいい光景だったのかもしれない。 テレビの解説者も言っていたが、阪神ファンは勝利の美酒に酔い、 巨人ファンは優勝の美酒に酔って家に帰る、たしかにバランスが取れている。 自力優勝の手放しの喜びは、今年の日本一と、来年の優勝に期待しよう。 原監督もインタビューで言っていたように、これは夢の実現というより、 そのプロローグに過ぎないのだから。。。
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