TENSEI塵語

2002年12月14日(土) 昨日のつづき

昨日書き忘れたけれど、1番発売を望んでいるテレビドラマは「木枯らし紋次郎」である。
あの極めて芸術的だったドラマが、未だに出ないのは不思議な気がする。
「必殺」シリーズは出始めたというのに。。。
ちなみに「必殺」では、中条きよしが三味線屋をやっていたシリーズが好きだったな。
これもなかなかの映像美を感じさせてくれたからである。


北さんが談話室にこんなことを書いていた。

> 高度な知識人であるtenseiさんが、
> これほど通俗的(失礼!)なトレンディドラマに魅了されるという現象は、
> 人一倍「大衆性」を尊重すると自負している私でも、理解の範囲を超えています。
> 実に摩訶不思議!

私はある方面については確かによく知っていることがあるかもしれないけど、
ほとんどの分野についてはあきれるほど無知なので、知識人などではないのだが、
仮に知識人だとしても、感動できるものに対して感動して何が悪い、と思う。
若いころは、音楽にしろ文学にしろ、通俗的なものと一線画すような気持ちを
抱いていたような時期が確かにあったけれど、
いつの間にか、そんな境界などは取っ払ってしまっている。
格調高さを気取っていても、何の感銘も与えてくれないものは、つまらない。
たとえば、ルーセルの交響曲を何度か聴いたのだけれど、ちっともおもしろくない。
宇多田ひかるのいくつかの歌の方がよほど心に響く。
志賀直哉のある短編と赤川次郎のある短編を比較して、
赤川次郎の方がおもしろいぞ、と言って誉めたたえたっていいわけである。
でなければ、知識人とは固定観念と偏見の権化だということになってしまう。
いくつかの映画はテレビドラマなどものともしないほど優れているし、
いくつかのテレビドラマは多くの映画よりも優れている、それでよい。
どっちがよいものであるかなど、最初から決めつけるものではない、
見てからのお楽しみ、というものでしかない。


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