TENSEI塵語

2002年12月16日(月) ごくせんのやんくみ!!

・・・なんて題名書くと、知らない人には呪文にしか見えないだろうなー。

今夜「ごくせん」第8、9話を見て、またうるうる状態である。
「やんくみ」とは、仲間由紀恵ちゃんがやっているヒロインの名前が
山口くみ子(山口組?? ちなみにヤンクミの祖父率いる組名は「大江戸一家」)で、
ドラマの中で生徒たちがそれを略して呼んでいる愛称である。

最初の1、2話を見ているうちは、昔からあるような学園ものの、
ちょっと設定の奇抜なドラマ程度に楽しんでいたのだけれど、
以前、テレビ放映期間中に見た第4話あたりからか、そのひとつ前あたりから、
それ以上のものを感じ始めた。
そう、あの第4話を見たとき、経緯はよくわからないながら大きい感銘を受けたのだ。
あの時感じたものを、最近、回を重ねるごとにより強く感じるようになっている。

ドラマは、各回の前半はギャグも多く演技も荒く、しょーもないドラマに見えるけれど、
後半から、脚本が実によく練れていて、ぐっと胸に応える言葉を聞かせてくれる。
ヤンクミの悩みに、時折組長の祖父がさりげなくヒントを与える仕組みもおもしろい。
そこから、由紀ちゃんが、胸の底から振り絞るように訴える大団円がいつも泣かせる。
冴えない不器用でドジだらけの教師が、大団円で豹変する。
そしてその言葉は、とおりいっぺんの教育論の一歩先に進んでいるように思う。
奇抜でも何でもなく、まったく正攻法で。

「トリック」の由紀ちゃんを見ていたとき、とびきり美人ではないけれど、
眼がすごくきれいな女優だと感心していた。
その眼が、このドラマの中でものすごく生きている。
大団円の熱弁や、生徒たちへの思いに、この眼が説得力を与えている。
「トリック」での山田なお子役もすごくおもしろくて、
このドラマにもその雰囲気をそのまま持ち込んでいるのが楽しいのだけれど、
このドラマではかなり存在感を増している。
脇役女優の方が美人なのに、魅力を独り占めしているような感じである。

俳優の使命は、役(登場人物)を生きるということなのだけど、
役柄が俳優を活かすということもまた真実である。
すでに菜々子さまの「やまとなでしこ」の時に感じたことではあるが。。。


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