昨夜、年明けて間もない時間に北さんから年始メールが届いて、 ある映画評論家の次の言葉を引用して、年頭の抱負が書かれていた。
「自分に自信を持つためには、自分を知らなければならない。 自分を知るためには、自分に影響を与えたものを知ることである」
それで、私自身に大きな影響を与えたらしいものが、次々に思い浮かんだ。 「ベン・ハー」、イエス・キリスト、「巨人の星」、 音楽、特に、ベートーヴェンとマーラー、カラヤンとワルター、 太宰、それから、哲学、特にサルトル、メルロ・ポンティ、プラトン、、、 いっぱいあるのだが、バッバッと思いつくのはこんなところだろうか。。。 特に、イエスと音楽と太宰とメルロ・ポンティが、 最も、生き方や考え方、ものの見方を変えてくれたように思う。
それらを列挙して北さんに返信したのだけれど、 後で思うと大切なものを忘れていた、、、中学校で受けた教育である。 (これについては、「教育」コーナーに書いてある)
「巨人の星」というのは唐突かもしれないけれど、 克己とか、現状打破とか、乗り越えるとかいう感情を養ってくれたはずである。 「ベン・ハー」もそうだが、これはもうひとつ、イエス・キリストへと導いた。 イエスは、神の子としてではなく、最高の倫理学者として近づいた。 当初は、なるほどなるほど、すばらしい教えだ、と、その言葉に感服していたが、 やがて、古い観念を否定して真理に対して誠実なひとりの思想家として慕うようになった。 そのように割り切りながらも、神の存在についてさまざまに考えようともした。 「ベンハー」というひとつの映画に感動したために、 いろんなことを考えなければならなくなったわけである。
心への影響というのは、突然、唐突にあるものではなくて、 さまざまな連鎖や状況の中であるものなので、簡単には説明できないものである。 音楽にのめり込んだのも、母のそんなに熱心ではない興味づけがあったからかもしれない。
そういう詮索は、また何かきっかけがあったときに譲るとして、 昨夜の北さんからのメールがきっかけとなって、 今年は、太宰やメルロ・ポンティについての思いをまとめようかな、と 考えたということを、新年の抱負のひとつとして書きとめておこう。
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