TENSEI塵語

2003年02月06日(木) 高見の見物

昨日の午後、職員室に帰ったときに、ソファのあたりで橋本さんたちが、
「8つまではできるんだけど、9つはどうしてもできん」とか何とか話している。
何のことがわからなくて無視していたけれど、その問題はこちらにも飛んできた。
「Mに直線3本書き加えて、三角形を9つ作れ」という問題だった。
できたら1万円、なんてことも聞こえてくる。
三角形の中にさらに小さい三角形があるってのはダメだ、などとも言っている。
そりゃそうだ、それだったら3本の直線を並べるだけでできちゃうんだから。。。

さっそく喫煙室に入って取り組んでみた。
確かに、9つできた!! と喜んでも、よくよく見てみると四角形が混じってて、
三角形は7つだったり8つだったりする。
けれども、10近く試みた後で、それらを眺め直して発想の転換を図ると、
それまでこだわっていた場所とは違うところに三角形を作ってみようと思った。
それで線を引いてみたらできてしまった。

できたよー(^o^)、っと見せに行ったら、
数学者&哲学者の橋本氏から、「さすが!!」と賞賛の言葉をいただけた。
1万円(^O^)、と手を出したら、「10個できたら1万円」と言われた。
な〜んだ、、、うーーーん、、、、どう見ても10個は不可能ではないか、、?
「10個できるってのは、何かの本に書いてあるの?」
「いや、できたらいいな、と思って。。。」
ずっこけた。それまでの緊張感がプチプチに切れてふっとんだ。
とても数学者の発言とは思われん。
しかも、それで1万円とは、何とみみっちい懸賞金ではないか!!

きょう3時間目に授業に行ったら、黒板にその問題が書かれたままになっていた。
「できたら天才」とまで書いてある。(私は天才らしい、、テンセイだけど、、)
前の授業が橋本さんで、日直がさぼったために消されずに残っていたわけだ。
「誰かこの問題できたの?」と聞いたら「だーれも」と答えが返ってきた。
「昨日5分でできたー」と言ったら、私の配ったプリントを無視して、
4人ほどがこのMの問題に取り組み続けた。
普通は許さないのだが、3年生の消化授業だからかまわないでやらせておいた。
「わからーん、めっちゃむかつくー」と言いながら四苦八苦しているのを見るのは、
実に楽しかった。
ほんのちょっとの発想の転換でいいのに、
「ほんのちょっと」と「大いなる飛躍」というのも紙一重の差なんだと再認識した。




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