ニュースZERO が紹介していた一例である。 当の医療センターの院長が「まだ、これはここだけですから」 と言っていたから、唯一の例らしい。
鹿児島県の鹿屋市の医療センターは、 何年か前までは、救急の患者の多くを受け入れられなかった。 が、今ではすべての救急患者を受け入れているそうである。
その何年か前までは、外来のすべての患者を診ていた。 だから、救急の患者のためのスペースがなかった。
現院長が就任したとき、開業医らに訴えたそうである。 軽症患者を開業医の方で24時間診てほしい、 重症患者と救急患者は、医療センターで24時間・365日体制で めんどうをみる。。
これが市の医師会にも受け入れられ、やがて市民にも理解され、 市民はまず開業医の所で診てもらうようになり、、 今では余裕をもって救急医療に対応できるようになっているそうだ。 かつては、外来の患者だけでも、帰宅が夜中の0時を回った医師が、 今は7時にいったん帰宅して自宅待機という形も取れるようになった。
最近よく聞こえて来る、受け入れ病院がなくて死亡する悲劇。。 鹿屋市の医療センターの院長は自分で行動したそうだが、 地域の実態はさまざまだろうから、行政が動くべきだろう。
これはこれでひとつ「希望」を感じさせられる話だと思うが、 最近問題になった、妊婦や未熟児のたらい回しの末の死、、、 あれは、産婦人科のベッド数の絶対数が足りない、という 問題ではなかっただろうか。。 つまり、少子化と言われているにもかかわらず、 産婦人科や小児科の医師や病院自体が足りない??
きょうのは、医療危機に対処する一策にすぎないのだろうけど、 ニュースZERO は明日も明後日も提言を続けるそうだ。
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