TENSEI塵語

2008年12月17日(水) 失業者を守る一策

昨日は、もうひとつクローズアップされていたニュースがあった。
大分県の杵築市が、失業者を臨時職員として採用するという
臨時雇用対策に乗り出したという報道。。。
キャノンの人員削減で1200人の失業者がいるそうだ。

臨時職員としての採用は、1カ月限りで交代させ3月まで続けるそうで、
月額11万円程度の給料だそうだが、無策よりは。。。
また、寮からの退去を命じられた人には、宿泊施設等を提供。
また、農家などからの求人がある場合はその斡旋もするという。。


どこも厳しい財政の中での、ささやかな雇用対策なのだけれど、
中央の政治がぐずぐずしているさなかで、
昨夜書いた救急医療対策といい、この雇用対策といい。
何とかしよう、という思いを実現しているところに、
ついつい感動してしまったのだった。
政局操作・政争に明け暮れる2大政党にあきれ果ててるものだから。。

昨日、改めて驚いたのは、首相がまだ定額給付金を引っ込めてないこと。
あれ? まだこれでぐちゃぐちゃやってるの? って感じだった。
引っ込めたとは聞いてなかったけど、
まだ引きずっているってのは、何か不思議で。。。
何で世論に支持されない給付金にしがみついているのか、不明。
これのせいで第2次補正予算案も出せず、
雇用対策案も年明けまで持ち越されるのだという説もあるし。。

首相は、人員削減問題がバッと現れた時点で、
給付金に使おうとしていた2兆円を雇用対策に切り替えるべきだった。

それに、最近つくづく思うのは、道路財源についてなんだけど、
「健康で文化的な最低限度の生活」ができないか、脅かされてる人が、
量産されてる時代に、道路ちゃんのためのお金は渡さないぞー、と
抱え込んで譲ろうとしない道路族議員の心境がわからない。
道路建設のおかげで、失業者が解消できるならやってほしいけれど、
そんな雰囲気が微塵も伝わってこない。


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