 |
 |
■■■
■■
■ roots
私は 他の人より
ほんのちょっと 何かをするのにも
ほんのちょっと 誰かに会うのにも
なんでこんなに
いつも「怖い」んだろう?
実家に帰って
ひしひし まざまざ
思い知らされて帰って来た。
父、母、祖母が
人生のほとんどのことに 恐れて暮らしている人。
4キロ先の妹と彼氏の家に
自転車で行こうとしただけで
「あんたそんな遠いところ!
危ないんだからやめなさい〜」
家の周り、計たぶん500m位の距離を
散歩するだけで
ああ、疲れた、疲れた、といって
ソファに寝込んでしまう
5秒に一回くらい ため息をついて
だるい・痛い・疲れた・具合悪い
などのワードを常に連発している
でもギャグを言って
笑いに変えてる時もあって
いちがいにネガティブ100%でもないんだけど
ただ、ちょっとした身体や心の不調を
クローズアップしすぎ。。。
よく言えばピュアなんだろうと思う。
感じたままに表現している。
台所の天井が腐って穴があいた。
修理代が出せなくて、
祖父の貯金を借りたらしい。
「宝くじ当たったらねえ〜〜」
といつも言っている母。
更年期障害と鬱、パニック障害など
色々な薬を飲んでいて
自分が働きに出るという選択肢はない
あまりにも生活の手立てがないので
夜警の仕事を3日に一回出勤する父。
それ以外の日はほとんど
寝てる、ゲーム、テレビ、ごくたま〜に料理。
人生のほとんどをだらだらして過ごしている。
とにかく、外に出ない父母。
祖母の介護施設にたまに面会に行き、
そこで祖母は泣く。
「ごめんね〜こんなになって、
お母さん(私の母)に迷惑かけてね〜」
ベッドから車椅子にゆっくりと移動して
食事場所まで自力で車椅子の車輪を回す事と
上半身の着替えをする事が
唯一の自発的な動き。
母はかいがいしく
棚の梅干やお菓子、ジュースなどの
入れ替えをする。
祖母の前での父母は、頼りがいある感じ。
他人のためには 自分のチカラを振り絞ってでも動く。
自分のためといえば、何にもしない。
出来ない、だるい、疲れた、と言って
家に閉じこもって小さく生きている。
ああ・・・これが私のルーツ・・・。
去年までの私は
そんな実家の人々と同じようになるのが嫌で
他の人の動きを真似て
無理してでも動いて
他人のような自分を演じてた
今年、
自発的に自分の事をやろうとしてもやろうとしても
なぜかぐんぐん進む感じが出ない
そのルーツというか強力版を 実家で確かめた・・・。
でも「笑い」と「愛情」
大事なものだけはちゃんとあって
家が雑然としてぐちゃっとしてても
掃除と料理だけはちゃんとやってて
いつも、少ないお金でどうやって?という位
豊富な料理が並ぶ食卓。
こういう家に育った私。
こういうルーツがある私。
これは変えられない。
受け入れて
そこからどう生きるか。。
他人を優先して自分に鞭打って
自分を見失いながら
自分が違う人のようになって
活動する
その方が 成功には近いみたい
でも今年それが出来ないでいる
ルーツを確かめて
ルーツを認めて
ルーツからどう進むか
それをしたい
夢が果てしなく遠く見える
でも諦めたくはない
父と母は 夢は諦めた人
夢と引き換えに小さな心の幸せを守る人
私は冒険して
父母の諦めた夢を奪回するんだ
そうしたい
2010年08月23日(月)
|
|
 |